本・読書 読了まとめ

無料の情報・物・サービスから利益(お金)を生み出す -FREEを読んで-

更新日:

Pocket

先日「FREE フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」を読みました。

この本は「様々な情報・サービスが無料となっていく昨今、そこからどのような利益を生み出すか」という内容。

一見「無料」というのはタダのものであり、マイナス・何も得られないとも思われがちだが、そこから利益は得られる。
利益というのは「お金」というのもあるがそれ以外にも「信頼」など様々。

音楽をやっている人は音楽の無料化、お金にならないという部分で頭を悩ますことも多いはず。
起業している人にとって「無料」という武器を使えば、より業績をUPさせることも可能。
その悩みに光明をもたらす本。

スポンサーリンク

情報は無料になりたがる

この本は2009年に書かれた本でその時点で「情報は無料になりたがる」と言っている。
そこからだいぶ時間は経っているがその傾向は強まるばかり。
例えば「音楽」。CDやデータとしての売買はあるが今ではYoutubeで「無料」で聞くことができる。
「辞書・百科事典」今ではネットで調べれば意味はすぐに見つけられwikipediaを見れば詳細な情報もある。 今時、百科事典・辞書を購入する人は少数だろう。

周りを見渡せば無料となってしまったものはとても多い。
利用者としては無料のものが増えるに越した事はないが、起業・クリエイターには酷い世界。

ではここからどのように利益を得るか。

ビジネスモデル

ここでは既にあるいくつかビジネスモデルを紹介。

カミソリ

男性なら知っている人が多いと思うが、カミソリメーカーにジレットという会社がある。
昔はカミソリ本体のみを販売していた。
途中からカミソリを無料で配るキャンペーンをする。
無料で配るというのはコストを見るとマイナス。しかしこの無料というのが大事な部分。
カミソリは使用していると刃の切れ味が悪くなる。そこでカミソリの刃を交換する必要が出てくる。 無料で配布した分気に入った人に「替え刃の需要」を作り出すことができた。 ここで「替え刃」を販売する。

「カミソリ本体の販売」から、生涯にわたり「替え刃を購入してもらう」というビジネスに変更。

無料からさらなる利益を得た。

今もCMでやってる「ジレット フュージョン」、その「替え刃」、さらに「シェービングジェル」などがある。 替え刃で利益を多くとるモデル。

携帯電話

自分たちが使う携帯も同様。
新機種は全てではないが、携帯電話本体が無料となっている事も多い。 携帯本体を無料で渡して、月々の使用料を得る。

コーヒーメーカー

オフィスなどに無料でコーヒーメーカーを置かせてもらい、高いコーヒーのパックを売る。

そういえば先日新しく携帯の契約をした際にタブレットかウォーターサーバーのどちらかがもらえた。タブレットを選んだが、ウォーターサーバーもコーヒーメーカー同様、無料で渡して「水」を販売し続けるビジネスモデルですね。

パブ・酒場

個人的にこの部分の考え方はとても面白かった。 パブでは一見無料というもんはなさそうに見える。
しかしここで無料で提供しているのは「コミュニティとおしゃべりの場」。 それについてはお金は録らないが、ビールなどの代金を取る。
ただ無料ではあるが、飲食に家賃・光熱費・人件費などが上乗せされている。
この考えは色々な場面でもあるし見つけられる。

Google

今や誰もが使うグーグル。
使用は無料。
しかし広告を配置することで利益を得ている。 

無料からでも利益を得ることができる。

音楽

音楽も無料となりつつある。YoutubeにUP、違法でアップロード・ダウンロードが進んでいる。完全に無料となる日もくるかもしれない。
無料となってはCDなどでの売り上げは激減する。ゼロにならないのはパッケージを持っておきたい人がいる、違法DLはイヤだなどなど。
ただYoutubeで音楽を聴く層も増えている。

この本でも書かれている事だが無料で配布して「ライブで稼ぐ」というのが昨今の主流。 海外のビッグアーティストはそうしている人が多い。
音楽が無料で配布されるのは売上減少となる可能性もあるが、「信頼する人物からの口コミ」を生みやすい。
友達から「この音楽超いいよ!」となれば、聞く人は多い。 知らない人ではなく信頼をしている人からのオススメだから。 
また違法アップロードや海賊版が出たとしても、売上にはならないがそのアーティストの人気は上がる可能性は高い。 海賊版などをそれはそれと割り切るアーティストもいるようだ。 

無料になってしまっている状況だとしても「人気」「評価」は上がる可能性が高くなっている。 多くの人の耳に入る。
そこからライブを見に来てくれる人が増えればライブアーティストにとっては素晴らしい効果をもたらしてくれる。

ひと昔の音楽業界・音楽販売の形態と同じではないという状況だが、フリーから利益を生み出す事は可能。

オンラインゲーム

ゲームも最初は無料でやらせるというのが多くなっている。スマホゲームは多い。
課金アイテムを備えて、ゲーム以外のぬいぐるみやカードなどのグッズを作れば利益となるものを生み出せる。
音楽同様、無料で配布したゲームでファンを増やせれば利益はいくらでも生み出せる。

フリーは使い方次第

フリーの効果は絶大だけど、なんでもかんでもフリーにすれば良いわけではない。
この言葉が本書の一番重要な言葉ではないかと思う。

フリーは魔法の弾丸ではない。
無料で差し出すだけでは金持ちにはなれない。

フリーによって得た評判や注目を
どのように金銭に変えるかを想像的に考えなければならない。

この言葉に尽きます。
色々な物を自ら発信・配布できるようになりました。
しかし露出させたから全てが上手くいくというわけではないです。
これはマーケティングなども関わってくるんだけど、結局は「そこからどうするか」という「導線」がしっかりないと利益は生み出しにくいです。
色々な事に対して気付いて利用して、そこから導線をしっかりと作らなければ不可能だということが印象的な言葉でした。

さいごに

この本はベストセラーになったというのが理解できるほどの説得力があると感じた。
もっと詳細で膨大な事例・解説が本には載っています。もちろん全部を書きだしたり僕なりの解説をすると超長文になってしまうので、是非とも本を読んでみて欲しいです。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でnori_blog(更新情報)をフォローしよう!

ランキングへの投票よろしくお願いします! にほんブログ村 音楽ブログへ
この記事が気に入っていただけたらシェアしてくれると嬉しいです。

-本・読書, 読了まとめ
-

Copyright© のり部屋 , 2017 AllRights Reserved.