ギター・ベースでお馴染のエフェクター。
エフェクターが増えてくると必要になるのが、エフェクターボードです。
使はエフェクターが決まってきて「そろそろボードを組みたい」と思いつつほったらかしにしていたんですが、先日ようやくエフェクターボードを組むことが出来ました。
実際に演奏仕事の現場で何度か使いましたが、セッティングが超楽! 持ち運びも楽! ペダルが固定されて楽! ・・・と「なんでもっと早くボードを組まなかったんだ。。」と思いました。
今回はエフェクターボードについて書いていきます!
ボードを購入したのではなく自作です。
かかった費用は 200円 !
作り方も簡単なので是非お試しください。
2~5個のエフェクターボードを作るのに最適です。
最後に思いついたけどやらなかった方法も書きたいと思います。人によってはこっちのが好きかもしれないので最後まで見て頂けると嬉しいです!
エフェクターボード に組み込むエフェクター・パワーサプライ
今回エフェクターボード はアコースティック用の機材で組み込むエフェクター・パワーサプライはこちら。
この3つです。
今回のエフェクターボードのコンセプトは「コンパクトで持ち運びが楽になるように」「できるだけ安く」です。
結果的にギターケースのポケットに入れて持ち運べるほどコンパクトにできました。満足!
まず必要なものを紹介しますね!
用意するのは2つだけだからすぐに終わります!
※ブログ後半でエレキギター用のエフェクターも組み込みます。
安い自作エフェクターボード に使うのが100均のジョイントマット
安い自作エフェクターボード に使うのが「100均のジョイントマット」です!
正式名称は JOYMAT(ジョイマット)。
マット同士を繋ぎ合わせて地面に敷くのが本来の使い方。
ジョイントマットをエフェクターボードとして使います。
ジョイマットの表面
ジョイマットの表面はサラサラで触り心地が良いです。
クッション性もあってしっかり機材を守ってくれます。
落としたとしても衝撃を吸収してくれます。
ジョイマットの裏面は滑り止めになっています。
裏が滑り止めになっています!
ボードとしてもズレにくくなるので便利!
もう一つ必要なものがあります。
安い自作エフェクターボード に使うのが100均の結束バンド(黒)
もう一つ大事なのが「結束バンド(黒)」です。
結束バンドで固定するというものです。
結束バンドを買うにあたって気を付けた点は二つあります。
白い結束バンドではなく黒い結束バンド
結束バンドというと「白い・半透明」が一般的かと思います。
でも白いのって・・・ダサいんですよね。
結束バンドで固定するのは良いけど、なんか安っぽい・ダサイと思っていて使っていませんでした。
でも黒色もあるのを知って「これだったらカッコよく固定できそう」と思いました。
長い結束バンド
エフェクターを固定するのにはエフェクター本体をグルっと巻き付ける必要があります。
なので出来るだけ長めのを買う方が良いです。
今回使用したのは 300mm(30cm)です。 これくらいの長さが安心。
用意するのはこの2つだけ!
どちらも100均! 安い!
というわけで、実際に組み込んでいきます!
※ちなみに結束バンドは白黒だけでなくカラーもあります。
エフェクターボード にエフェクターを配置してみる
エフェクターボードの完成図を頭においてエフェクターを配置してみます。
だいたいこんな感じかな~。
安い自作エフェクターボード に結束バンドを通す穴に目星をつける。
配置をしたエフェクター達を結束バンドで固定するので、「ペダルのどこに巻き付けるか」を考えてください。
目星がついたら、マットにカッターで目星をつけます。
軽くなぞるくらいで跡が出来ます。
だいたいここらへんで固定させるかな~という位置が出来ました。
安い自作エフェクターボードに目星を貫通させて穴に結束バンドを通す
だいたいの位置をつけたら、穴にカッターを突き刺して裏まで貫通させます。
先を立ててグッと押し込めば貫通するので、そんなに力も必要ありません。
穴は大きく開ける必要がなく、カッターの刃が通るくらいで充分です。
でも、刃物の取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね。
穴があいたら結束バンドを通します。
安い自作エフェクターボード にエフェクターを結束バンドで固定をする
結束バンドを穴に通したら、エフェクターを配置して固定します。
まずはepasEQ+を。
しっかりと引っ張って固定するば全然動かなくなるので安心感が出ます。
他のも同様に結束バンドで固定していきます。
固定完了しました!!
これでほぼ作業完了です!
早い!簡単!!
結束バンドでエフェクターをキレイに固定するための注意点
エフェクターを固定するのに「見栄えを出来るだけキレイにしたい」という想いがあります。
試していて結束バンドでエフェクターをキレイに固定するために気になった事が2つありました。
固定する部分・結合部は結構大きく感じるのでどの位置で固定させるかを考えた方がキレイに仕上がります。
また普通に固定させると、エフェクターの角の部分が少し膨らみます。 エフェクターにピッタリくっついたほうが見た目も良いししっかり固定されるので、角に来る部分を少し折り曲げておくと良いです。
この2点を気を付けると結構キレイに出来るかと思います^^
安い自作エフェクターボード で固定させた結束バンドの先っぽをハサミで切る
固定は完了しましたのであとは固定させた結束バンドの先っぽをハサミで切ります。
「コクヨ はさみ ハサミ サクサ チタン・グルーレス刃」というのを使ってるけど、これ先っぽの切れ味が抜群で何でも切れるので超オススメです!
で、全部切り終わったのがこちら。
スッキリ!
固定はできたけどまだジョイントマットは大きいままなので色々と加工していきます。
安い自作エフェクターボード のジョイントマットを使いやすいサイズに切る
ジョイントマットが大きいままなのでいらない部分は切っていきます。
シールドやコードなども配置してみて、邪魔な部分をカット!
さらに余った部分に穴を空けてみました。
この穴は指をひっかけたりするようの穴です。
指をひっかければ持ち上げやすいし、引っ張ることもできます。
マットの横のジョイント部分のギザギザ(?)もカット。
下の部分は指をはめて持った方が持ちやすいかもと思って今のところ残しておいています。
これでエフェクターボード完成です!!
細かく説明したので長く感じるけど、これくらいのペダル数だと30分以内で完成します。
この記事を見ながらやれば10分以内も可能かもしれません。
安い自作エフェクターボード をクッションケースに入れてみる
エフェクターボードを作りましたがボードは外に持ち運びます。
このまま持ち運ぶのもOKですが、ケースなどに入れると機材も保護できるし傷がつかないのでオススメです。
エフェクターボードを入れるのはこちら。
以前「2~3個のエフェクターを持ち運ぶのにオススメな方法。」で紹介した100均のクッションケースです。
完成したエフェクターボードを収納します。
横幅はピッタリ。
さらにまだスペースもたっぷり。
チャックを締めてキレイに収まりました。
今はこの中にシールド2本、パワーサプライの電源を入れています。
これをギターケースのポケットに入れて持ち運んでいます。
持ち運びがとても楽になりました^^
安い自作エフェクターボード で使ったジョイントマットは柔らかい
ジョイントマットをボードの底に使いましたが、これは板のように固いわけではありません。
まぁまぁ柔らかいです。
機材が重い場合は少しふにゃんとなるので持つ際は気を付けてくださいね。
逆にこの柔らかさはクッションケースに入れる際には便利です。
少したわんでくれるので入れやすいです。
あと柔らかいので持ち上げやすいのも結構良かったです。
安い自作エフェクターボード を実際に現場で使ってみた感想!
完成したエフェクターボードを何度か現場で実際に使ってみました。
いや~・・・
めちゃめちゃ良いですね!!
一番感動したのが「セッティングが楽」なことです。
今まで1つ1つエフェクターを出してパワーサプライに繋いで、シールドも繋いで・・・とやっていたけど、「エフェクターボードを出してIn/Outのシールドを繋ぐだけ」でセッティング完了。
時間短縮と気分の楽さが半端ないです。
エフェクターボード本体を使いやすい向き・位置に移動させるのも簡単
さらにコンパクトなのでボード自体を回転させるのも簡単です。
epasEQ+のスイッチはブーストでソロの時に踏みます。
基本はepasEQ+は横向きにして踏んでいます。
場所や気分によっては踏みやすい向きや位置に配置するのも容易だったのはとても便利でした。
InMKのパワーサプライの光がキレイ
InMKのパワーサプライの光がキレイなのも個人的にテンションが上がりました(笑)
指を引っかける穴も出し入れの時に便利でした。
実際に使ってみても不満点は今のところ無しです。
エレキギター用の安い自作エフェクターボード も配置してみる
アコースティックギター用のエフェクターボードが完成したので、エレキギター用のエフェクターボードも配置してみます。
セッションや遊びのスタジオ用のミニエフェクターボード
セッションや遊びのスタジオ用のミニエフェクターボードを考えてみました。
配置するエフェクターはこちら。
余ったジョイントマットでエレキギター用のエフェクターボードを作る。
先程のアコギ用ボードで切った余りのジョイントマットを使います。
充分な大きさです。
ジョイントマットにセッティングしてみる
仮置きをしてみます。
配置するとしたらこのようになります。
今回は「EBS PL-20 ペダルボード用連結プラグ」を使ってみました。
【追記】EBS フラットパッチケーブル もオススメ!
完全に忘れていましたが、「EBS フラットパッチケーブル 10CM PCF-10」を使えばもっと省スペース化が出来ます。
EBS フラットパッチケーブル もオススメ!
関連記事 【パッチケーブル】薄くて軽くて安い「EBS フラットパッチケーブル」がエフェクターボード作りにオススメ!G&H、ノイトリックのプラグと大きさ比較!
安い自作エフェクターボード で却下した100均のアイテム
「安くエフェクターボード作れないかな?」と考えてからいくつか用意した100均のアイテムがあります。
でも最終的に採用されなかったアイテムの紹介です。
人によっては「コッチの方が自分に合いそう」というのもあるので参考になれば嬉しいです。
ワイヤーネットと滑り止め
最初に購入にしたのがこちら。
ワイヤーネットと結束バンドは安い自作エフェクターボードとしては定番ですね。
買ったはいいけどネットの切断や切断面をキレイに丸める(削る)や全体的に見た目がスマートじゃなさそう・・・という理由でそのままになってしまい、結局不採用となりました。
MDFパンチングボード
今回紹介したジョイントマットを購入後に検討したのがMDFパンチングボード。
板に丸穴がついているボードで「これは自作エフェクターボードにベストなアイテムなんじゃない!?」と思って購入しました。
結束バンドを差し込むのに丸穴が完璧というほど使いやすい。
板もしっかりしているし、丸穴も完璧。
でも丸穴の間隔でしか結束バンドを差し込めないため、「エフェクター同士を詰めることが出来ずボードのコンパクト化ができない少し大きくなる」というのが気になって辞めました。
とにかく小さくしたいという気持ちが無い場合はかなり有りだと思います。
安い自作エフェクターボード は100均のジョイントマットと結束バンドを使うのがオススメ!小さくて見た目もキレイで簡単にペダルを固定。持ち運びも楽!
自作エフェクターボードの作り方を紹介しました。
用意するのは
の2つだけです。
しかもどちらも100円均一ショップにあります。
自作エフェクターボードにかかる費用は 200円 です。
安い!
ちなみにジョイントマットは2枚で100円なので、1枚で50円。
今回使ったのは1枚の半分なので、細かく言えば25円プラス結束バンド分です。安い!
安くて簡単で実用的なエフェクターボードになったと思っています。
見た目も思った以上に安っぽくないのが良いですね♪
とても気に入っています。
2~5個のエフェクターボードを作るのに最適な方法だと思います。
自作エフェクターボードに参考になれば嬉しいです^^