成功するのは昔から一番の人だけだよ。
そんなふうに思ったことはありませんか?
僕は思っていました。
「成功・大成するのは昔から頭の良い人で、昔から運動神経が良くて、常にトップにいる人」
これも一理あると思います。
だけど、あまり関係ないのではないかと考えるようになりました。
僕は今はギタリストとして、会社経営者として、毎月20万人以上が読むブログを書くブロガーとして生きています。バックパッカーとして世界一周の旅もしました。
成功と言えるかは別として昔から音楽や経営の才能、文才も行動力があったわけではありません。
自分が歩んできて、さらに色々な方々を見てきて今は「昔から一番の人だけが成功するというのは違う」と確信しています。
もし
と思っている人には是非読んで欲しい記事です。
そして少しでも悩みが晴れて前に進む力となれれば嬉しいです。
成功する人は昔から優れた人が多い
成功する人は昔から優れた人が多いです。
・・・
「あれ? 昔から一番の人だけが成功するわけではないって言ってたじゃん?」
と思いますよね。
でも、まずこれは事実としてあります。
例えば、Facebookの創業者のマーク・ザッカーバーグはアメリカの最高峰の大学ハーバード大学です。在学中にFacebookを立ち上げました。
マイクロソフトのビル・ゲイツもハーバード大学です。(資産10兆円)
appleの創業者スティーブ・ジョブズは11歳ながらジョブズは知能検査で「高校2年生レベル」の結果を出し飛び級で進みます。
野球の松井秀喜は高校時代から大活躍をして多くの球団から一番に指名されて巨人に入団。のちにメジャーリーグで活躍し2013年には国民栄誉賞を受賞しました。
・・・などなど。
挙げていけばキリがないほど「優れた人は成功しやすい」傾向はあります。
「やっぱりそうじゃん、俺には成功は無理なんだな」
と思うかもしれないけどちょっと待って!
僕が「成功するのに「遅い」はない!今がダメでも手遅れではない」と思ったのは イチロー の経歴を知ったからでした。
イチローはプロに入った時点ではナンバーワンではなかった。
先日、野球選手のイチローが引退しました。
イチローといえば言う必要のないレベルのスーパースターです。
メジャーリーグで84年間破られることのなかったシーズン最多安打記録を破り262安打を放ち、プロ野球における通算安打世界記録保持者(通算4257安打でギネス世界記録に認定)という世界一の打者でもあります。
そんなスーパースターのイチローだけど、プロに入る際のドラフト会議では4位指名だったんです。
1番ではなかったんです。
ドラフト会議とはプロ野球の各球団(12球団)が順々に獲得したい新人選手を選択する会議。
甲子園で大活躍した選手はどの球団も欲しいので1位指名をします。重複したら抽選です。
それがイチローの場合は3巡(36回の可能性があった)しても指名はなく、4巡目での指名。
小中校と投手・打者として活躍し才能はあったものの
「体が出来上がっていないし、プロ野球の投手としてはちょっと物足りない」
「線が細すぎる。プロでは無理だ」
とも言われていました。
今や世界一になったイチローでさえ、プロ入りは華々しいものではなく4位指名でした。
さらにプロ入り後も「1軍で一気に活躍!」ではなく、1軍と2軍をいったりきたりして3年目にブレークを果たします。
その後の活躍はすさまじいものがあったけど、入団当初はここまでのレジェンドになると思った人は少なかったはずです。
野村克也(ノムさん)はプロ入りすら危なくズルをして入団したほど。
野球ネタがもう少しだけ続きますけど我慢してください><
イチローの引退会見を見てからYoutubeで野球に関する動画を色々と見ていました。(スポーツ系は好きです。)
僕の大好きな ノムさん こと 野村克也 さんの動画に辿り着きました。
「いつもボヤいてるおじいさん」なんだけど、現役時代は超スゴイ選手だったんです。
などの記録保持者です。
野球選手としても監督としても超一流。
・・・なんだけど、最初はプロ入りできなかったんです。
これはノムさんの著書にも書かれているけど、動画を見て再度聞くことが出来ました。
テスト時にはプロになれない実力の人がその後は日本を代表する人間となりました。
再生すると入団時の話しからスタートします。(この動画オススメ!)
とにかく貧困で貧乏から脱出するために球団の新人募集を見つけ応募。
テストで遠投・・・遠くまで投げるテストをするも合格ラインの数値に届かず。
しかしスタートラインの選手が「(もっと前に行け)」と言ってくれて、合格ラインの数値まで届いて入団する事ができました。
ズルをしてようやく合格できたんですよね。
あの名選手・名監督となる人が。
その後もクビになりそうな時に「クビにするんだったら電車に飛び込みます!」といいクビを回避したのも有名な話。
テスト時にはプロになれない実力の人がその後は日本を代表する人間となりました。
肩の強さが大事なキャッチャーで肩の弱い人間が歴代最強レベルのキャッチャーになりました。
クラウドファンディングのCAMPFIREの社長の家入一真さんは落ちこぼれ?
クラウドファンディングのCAMPFIREを立ち上げたり、簡単にネットショップを作れる「BASE
知らない人も多いかもしれないけど、素晴らしい連続起業家、実業家、投資家です。
そんな彼は
という一般とは違う道を進んでいます。
というか寝坊とか合格しても行かないとか「なにやってんの(笑)」という感じでもありますよね。(これ全部著書の「こんな僕でも社長になれた」に書かれています。面白いので超オススメ!)
でも趣味のプログラミング技術を活かして就職、その後株式会社paperboy&co.を創業します。
サーバーでお馴染のロリポップも家入さんの会社のサービス。
そしてなんと、29歳の時にジャスダック市場へ最年少で上場します。
いじめで高校中退してひきこもり、寝坊で不合格、合格するも通わない。
そんな人が起業家として成功し都知事選に出て多くの支持を得るなんて、昔を知る人は誰も考えもしなかったはずです。
過去・現時点を見ても今後どうなるかはわからない!手遅れはない!
色々と書きましたが、成功した人・有名になった人が昔から一番だったり人気者だったわけではありません。
もしその時の実力や能力が全てだとしたら、
イチローは日本のプロ野球でもそこそこの活躍しかせずメジャーリーグに行くことはなかったでしょう。 そして世界一の安打数記録なんて絶対無理だったはずです。
ノムさんは入団もギリギリだったので数年でクビは確実だったでしょう。
家入さんは「ダメ人間」の生活をそのまま送っていたはずです。
・・・
過去・現時点を見ても今後どうなるかはわからない!
ということです。
たしかに幼いころから良い成績を残した人は大成しやすい傾向にあります。
だからと言って「今がパッとしない人」が今後もずっとパッとしないとは限りません。
今の能力がその後を決めるわけではない。
今の能力は今を決めるだけです。
僕の場合
前述の方々とは比べようもならないレベルですが自分の事も少し。
僕は小中高、今もごくごく普通の人間だと思っています。
特に目立つこともなく行動力もあるわけではない。
23歳で1人で世界一周をバックパッカーをしたけど、学生時代を知っている人からすれば「お前が!?」というくらい。
ギタリストになったのも、別に音楽の才能が昔からあったわけではないです。
子供の頃から楽器をやっていたわけではなく16歳という年齢で始めたくらい。
会社経営やブログも何かが昔から優れていたということはない。
シムシティとかのシュミレーションゲームとか、ブログを書くのは好きではあったけど才能があったかと言われると「?」です。
何か優れた事があったとは思えないけど、昔では考えられない事をやっています。
昔の僕が今の僕を見たら「マジかよ(笑)」て言っている気がします(笑)
自慢とかではなく、「昔の能力や状態」では考えられない場所にも行けるというのを経験できたのは大きいなと思います。 行きたいところに行けるんだなって。
成功は「今」ではなく「これから」次第でどうにでもなる。手遅れにならない!
大事なのは「今の能力や状態」ではなく「そこからどうするか」。
今がダメだとしても1週間後、1ヶ月後、1年後は分からないですよね。
仮に「今はダメだから頑張ろう」と思ったら、確実に今の延長ではなく結果は少し良くなりますよね。
それが続いたらどこまで行けるかは今の能力・状態からは推測できない。
もちろん「今のまま」だったら今の延長上でしかないけど、どうにかしたい想いがあるならどうにでもなります。
「今」ではなく「これから」次第でどうにでもなるんですよね。
そこから先は自分次第であり、考え方次第です。
ただし、前を走っている人間もいるのでそこは気を付けてください。
それでも自分なりにコツコツとやっていくしかありません。
最後にイチローの引退会見の本当に素晴らしい言葉があるので動画「と文字起こしを載せて終わりにしたいと思います。
【イチロー】自分なりにその測りを使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの間にかこんな自分になっているんだ
──イチロー選手の生き様でファンの方に伝わっていたらうれしいということはありますか。 引用「イチロー引退【会見全文・前編】」
生き様というのは僕にはよくわからないですけど、生き方と考えれば、さきほどもお話しましたけれども、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。
あくまで測りは自分の中にある。それで自分なりにその測りを使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの間にかこんな自分になっているんだという状態になって。
だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。
でも、それが正解とは限らないわけですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。でも、そうやって遠回りをすることでしか本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。そうやって自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね。ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと。それはうれしかったです。そうであればうれしいし、そうじゃなくてもうれしいです。あれは。
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