コロナ禍においての「マスクをつけるつけない問題」はいざこざの元となっています。
先日も
「大都会」などのヒット曲で知られるロックバンド「クリスタルキング」の元ボーカル・田中昌之(71)が20日に自身のツイッターを更新。飲食店でのマスクをめぐるやり取りをつづったが、一部で批判の声が上がっている。
というニュースが話題になりました。
マスクのつけるかつけないかは正直どちらでも良いと思っています。
人それぞれでいいと思っています。
そのうえで今回マスクについて考えてみて、
マスクは宗教でありドレスコードである
と思いました。
自分の頭の中の整理としてここに書いておきます。
元クリスタルキング田中昌之、店員からマスク着用求められ怒り「それって強要罪ちゃう?」【コロナ】
まず最初の「元クリスタルキング田中昌之、店員からマスク着用求められ怒り「それって強要罪ちゃう?」」という記事を軽く記載します。知っている人はスルーしてOKです。
田中は「先一昨日喉が渇いたのでこの店に入ろうと並んでいた」とカフェの画像を添付。そこで「店員『マスクして下さい』俺『入る時に着けるね』店員『困りますマスクして並んで下さい、でなければ入店お断りします!』俺『それって強要罪何ちゃらとちゃう』店員『お客様、圧が強すぎます』俺『はぁ~君は見かけで判断してんの』」といったやり取りがあったという。
その後は「俺『わかった、ただこの経緯はオモロイからSNSにアップするワ、素敵なネタありがとネ』と言ったら店員『申し訳ありません、お詫び申し上げます。』俺『君が僕に言った、圧が強すぎます したがって入店お断りします。は十分に名誉毀損にあたるんとちゃう』ほなけたクソ悪いから 他を当たるワ」と怒りをつづった。
こういったことがあったようです。
人によっては「お店側がおかしい」「店が正しい」と意見も分かれるかと思います。
ここではお店&田中氏の是非は書きません。論じません。
このニュースを見て色々な考えが浮かびました。
コロナマスクはドレスコードと同じ。マスクの受け入れるかはお店次第
コロナ禍においてのマスクはドレスコードと同じだなと思った。
ドレスコードとは「服装指定のこと」です。
高級レストランたパーティに招待されたとき、結婚式ではドレスコードが設定されていることがとても多いです。
ざっくりと書くと「ちゃんとした格好で来てね」というもの。
これだなぁと。
海外で感じたドレスコード
僕は過去にバックパッカーで世界一周旅行をしたことがあります。
世界の色々な飲食店に行きました。
バックパッカーは大きなリュックを背負って旅をするスタイルで、服装は動きやすいTシャツ・ジーパンやハーフパンツ、サンダル・スニーカーの恰好が多いです。
僕もその恰好でお店に行くことも多くて「今日はちょっと高いけどここに行こう」と向かうと「その恰好では入れないよ。サンダルはダメだしTシャツもダメ。襟付きの服で来てね」と入店することはできませんでした。
コロナ禍においてのマスクはこれと同じなんです。
日本ではドレスコードは少ないとは思うけど、海外では普通にあるし、お店ごとに設定されていたりするんですよね。
ドレスコードのあるお店には入店出来ない。マスクの受け入れるかはお店次第
先程も書いたけどドレスコードのあるお店にはそれ以外の服装では入店ができない。
ドレスコードはお店ごとに設定されているし、どういうお客を入店させるかはお店が決めることです。
高級レストランではTシャツ・短パン・サンダルのお客がいるとイメージも崩れるしコンセプトも違う。さらに他のお客の大事な時間を損ねる事にもなり、お店側でもお客を選んでいますよね。
結婚式でも参列する場合に「裸で参加」なんてのは出来ないし、Tシャツで参加する人もそうそうはいないし、もしかしたら参列に断られるかもしれない。
その場その場で服装指定や入るための条件が設定されています。
マスクのつけるつけないは人それぞれでOKだと思います。
どちらも強制されるべきではない。
ただ、今の日本では「ドレスコードが設定された場所や人が多くなっている」というだけなんですよね。
今まではTシャツで入ることができたお店も「今はドレスコードを設定していて、もう少しフォーマルで整った格好でないと入店はお断りしているんです」という状況。
この二つが存在するようになっただけなんです。
ドレスコードを設定するお店が増えただけ。
ドレスコードに対して「おぃ!Tシャツだと何が悪いんだ!入れろよ!!」というのは間違っているんですよね。
お店側が設けたルールがある以上、そのルールが絶対です。
そこには、ワクチンが効く効かない、コロナは陰謀、とかそういうのは全く関係なくて、マスクをしている人への差別もない。
単純にルールが変わったからそれに合わせてね、というだけ。
ドレスコードというルールがあるかないかなだけ。
お客はそれに従うだけ。
ただそれだけ。
そういうふうに変わってきたというだけだなと感じました。
ドレスコードで入れなかったら、入れる場所に移動すればOKです。
コロナマスクは宗教。それぞれ信じることをするのみで強制も差別もするものではない
次に思ったのは
マスクは宗教
ということでした。
マスクをつけるつけないは宗教。
マスクをつける教
マスクをつけない教
という二つの異なる思想の宗教があるだけ。
宗教は思想が違うのでしばしば対立もするし宗教が原因で戦争も起こる。
それでも基本的には他宗教を批難することや無理矢理宗教を変えさせることはしないですよね。
各々が「神はキリストだけだよ」「神はアッラーだよ」「仏陀しか信じない」などなどあると思うし(雑ですいません)、それぞれが自分が信じる神・宗教の道を歩むだけ。
それだけだと思うんですよね。
もちろん「俺はキリスト教のやつらだけは受け付けない!嫌いだ!」「イスラム教はありえない!嫌いだ!」というような人間もいるかもしれないけど、基本的には目の前に他宗教の人がいても「あ、そうなんだね~」くらいにしか思わないと思う。
何を信じるかは人それぞれだから。
イスラム教の女性はヒジャーブ(スカーフ)を着用する
イスラム教の女性は顔や頭部を覆い隠すヒジャーブ(スカーフ)というものを着用します。
頭に被せる程度のものや顔を完全に隠すものもあります。
これはイスラム教の中でのルールだと思う。(間違っていたらごめんなさい)
このヒジャブに対して文句を言う人ってかなり少数派だと思うんです。
「ここは日本だぞ!外せ!!!」とか言う人はめちゃくちゃ少ないと思う。
それは他宗教だから。
他宗教のルールだから。
その方が信じる宗教を尊重しているから。(もしくは無関心・気にしない)
宗教って人それぞれ違うけど、尊重や理解が必要だと思う。
そこには基本的には強制や差別はするものではないよね。
マスクにおける宗教
マスク問題も異なる宗教があるだけ。
お互いが「あちらの考えは理解できない」とは根底に思っているかもしれないけど、それぞれが自分の中で信じる道を歩めば良いと思う。
宗教には他宗教への尊重と理解が必要。
攻撃はNGであり、それこそ「ならば戦争だ」となってしまいますよね。
とはいえ完全な宗教ではなく「宗教のようなもの」と考える方が近いかもしれないですね。
完全な宗教ではないので、全てが宗教のように当てはまるわけではないっていうのもポイントかもしれない。
マスクをするしないで選べることが変わる。付き合える人も変わる
マスクをするしないは人それぞれであり、どちらでも良いと思う。
ただそれにより
選べることが変わる。付き合える人も変わる
というのがあるので、これらは考慮して選ぶ必要があるなと思います。
選べることが変わる。付き合える人も変わる
前述のお店のドレスコードの有無により入店できるかどうかが分かれる。
マスクを嫌う人達の中にマスクをつける人が入ればバカにされるかもしれない。
そもそもマスクをつける人とは仲良くしない人もいるかもしれない。
マスクをつける人はマスクをつけない人達の場所にはいけないかもしれないし、その人たちとも仲良くなれないかもしれない。
マスクをつけることで安心する人達のいる場所ではつけていない人がいるだけで不安に思われたり。
マスクをつけるかつけないかで選べることが変わるし、付き合える人も変わる。
それを含めて自分が信じたい道を進むのが良いのかなと思います。
お店でも人でも「僕と考えが違うならもう関われないね」となるかもしれないけど、それで良いと思う。
そこまでの人は少ないとは思うけど、そうなっても仕方がないかなと思っています。
【おわりに】マスクは宗教でありドレスコードである。マスクつけるつけない問題についての考え
マスクは宗教でありドレスコードである。
というのを思いました。
宗教のような存在なのでそれぞれが自由に、つけるかつけないかは強制しない。
ただしお店や人にドレスコードというのが設定され始めたので入れる入れない、付き合える付き合えないかが存在する。
それも含めて考慮して各々が選ぶ。
現状ではそんな感じなのかなと。
また状況が変われば違う考えにはなりそう。
これを書いたことで頭の中がスッキリ。
マスクをつけるつけないかは各々ご自由にです。
どちらが良い悪いも特に言う気はないです。