
みなさんは「CANARE(カナレ)」のケーブルについてどういう感想をお持ちですか?
「あの初心者セットに入っているケーブルだろ?」
「安物のケーブルだ」
「つまらないシールドだね」
こんな風に思ったことはありませんか?
これは僕が昔に思っていたことです。
しかし以前とあるエンジニアさんとお会いしてカナレのケーブルについて色々とお話を聞いて「カナレケーブルの安さの秘密」「オススメする理由」を知り考えが変わりました。
その方はFernandezのサスティナーの開発にも関わった方で良い音・クリアな音の探求をしているプロの方でした。楽器製作などもしています。
今回は教えていただいた内容を軸に書いていきます。
是非カナレケーブルの良さも知っていただければ嬉しく思います!
カナレケーブル・シールドの価格と口コミ・評判
最初に軽く値段や口コミをまとめます。
カナレケーブル・シールドの価格・値段
カナレケーブル・シールドの口コミ・評判


値段がとてつもなく安く、評判もなかなか。
ここからが今回の記事の本題です。
まずは「カナレケーブル・シールドをオススメする理由」を書いていきたいと思います。
カナレケーブル・シールドは音質がフラットで使いやすいのでオススメ!
カナレケーブル・シールドをオススメする一番の理由が
音質がフラットで使いやすい
からです。
カナレケーブル・シールドは音質がフラット
カナレケーブル・シールドの音響特性を見てみます。
下からかなり上までほぼゼロ!
ほぼフラットという驚異の音響特性です。
これが意味するのは、「足したり引いたりもしていないので機材の味がそのまま出る」ということです。
楽器本体や使用する機材の色を汚さないそのままの音を出力してくれます。
僕はエレキギターだけでなくアコギも弾きますが、アコースティックギターの音をキレイにそのまま出力してくれるものが欲しくてカナレのシールドを使っていました。
そして、そのフラットな音響特性が認められていることができるエピソードも聞いて驚きました。
カナレケーブル・シールドはNHKでも使用されている。
それは
NHKでカナレケーブルが採用されている
ということです。
あのNHK! 日本放送協会!で選ばれているのがカナレケーブルとのことでした。
CANAREのHPで実際に記述されているページを見つけました。(該当ページ)
FCシリーズは主にNHK様や海外で使用されています
他にはまだ調べていないのでもっと他にも記載されているかもしれませんが「CANAREケーブルはNHKでも使われている」というのは本当のようです。
NHKが選ぶシールドって言うだけでも充分凄さが分かりますよね。
そしてこのNHKが使っているというのが「安さの理由」にも繋がっています。
カナレケーブル・シールドの安さの理由は「NHKで使われていて毎年交換しているから」。
カナレケーブル・シールドの安さの理由は
「NHKで使われていて毎年交換しているから」
です。
シールド・ケーブルは経年劣化で消耗していく
カナレに限らずシールド・ケーブルは時間が経つごとに少しずつ劣化していきます。 経年劣化というものです。
新しいシールドを使っても数か月・数年の時間が経つと確実に音質が変わっていきます。
僕自身も1年以上経つと「おかしいなぁ」と気付いて交換します。
知り合いの耳の良いギタリストは1か月ごとに新品のシールドに交換していました。
劣化をしてしまうので新しいものに交換して一番良い状態に戻すことができます。
NHKで使われていて毎年交換しているためコストを抑えることができる
聞いた話によるとNHKでは毎年交換をしているようです。
毎年数千万円の予算を組んでいます。
NHKで使われている量のケーブルが毎年必要になり、そのために大量生産が必要となります。
大量生産ができればコストを抑えることもできて価格も抑えることができる。
NHKだけなく他の放送局などにも使われているのでさらに価格を抑えることができます。
それが販売価格の低さ=安さにも繋がっています。
大量使用されるからこその安さということです。
カナレケーブル・シールドのは高品質で安くてフラットで使いやすくギター・アコギ・ベース・音響の全てにオススメ
カナレケーブルはたしかに安く初心者セットなどにも入っていたりします。
音も特別な強さがないかもしれません。
しかし、フラットならではの音響特性はとても強く「素材の味をそのまま出力して欲しい」という現場では重宝されています。
値段の安さも「安くて悪いもの」ではなく、高品質で大量消費されるからこその低価格を実現できている証明でもあります。
カナレケーブルシールドは決して悪いケーブルではありません。
もちろん音は好みなので「カナレは最強!」や「フラットなのが最高!」というわけではないですが、少しでも見え方が変われば嬉しいなと思います。
カナレを基準として音を覚えておけば他のシールドの特性がハッキリと分かるというのもありますよね。
「カナレと比べるとベースの部分が盛り上がっているよね」みたいな会話もしたことがあります。
是非一度は使ってみて欲しいし、使ってみた人も今一度カナレケーブルを見つめなおしてみると色々な発見があると思います。
カナレケーブル・シールドのオススメ
カナレのギターシールド
カナレのマイクケーブル
カナレのパッチケーブル
カナレケーブル・シールドのは自作をすればさらに安いのでオススメ!
カナレは完成品も安いですが、自作用にケーブル単体も売られています。
自作でシールドを作ればさらに安く作ることができるのでオススメです!
これだと1m160円ですからね。 3mのだと480円です。
プラグなどを足してもかなり安くなりますよね^^
僕も作り方を教わって作ったことがあり今でも愛用しています。
こういうのが苦手な僕でも作れたのでほとんどの人は簡単に作れるはず!自作はオススメです♪
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