僕はギタリストですがピアノがとても好きです。
ギターを弾いてるけど、ギタリストよりもピアニストが好きで、そのピアニストの中で一番がキース・ジャレットです。
そんなキース・ジャレットの悲しい情報が舞い込んできてショックを受けています。
世界的ピアニスト、キース・ジャレット氏(75)が2度の脳卒中による左半身まひで、公演活動への復帰が難しいことが21日、明らかになった。
同日付のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が報じた。同紙によると、ジャレット氏は電話取材に応じ、2018年2月と5月に脳卒中を起こしたと説明。つえを使って歩く練習をするのにも1年以上かかったことを明かし、「家の中を歩き回ったりすることは全くできない」と話した。 (毎日新聞)
「左半身の一部はまだまひしている」
現在は片手でしか演奏できず、「両手演奏のピアノ曲を聴くと、非常にもどかしく感じる」という。「シューベルトや、何かソフトな演奏を聴いたりするだけでも、うんざりする。自分ではできないとわかっているから。そこまで回復する見込みもない。左手は回復したとしても、コップを握れるぐらいかもしれない」 (AFPBB News)
ほぼ確実に「キース・ジャレットの演奏はもう聞くことができない」という状態。
CDはもちろん生で聴くことはできないんだなぁ・・・。
キースに限らず好きなアーティストは多少無理をしてでも行ける時に会いに行って演奏を生で聞いておかないといけないですよね。 いつ何時何が起こるか分からないから。
・・・
と、キースのことを考えてたら今まで聴いてきたキースの音楽が頭の中に浮かびました。
というわけで、ここからは僕の好きなキースジャレットを語っていきたいなと思います!
ちなみにトリオやグループよりもソロや即興系が好きです。
僕はギタリストだけどピアノをやっている人以外、JAZZを聴いてきてない人にも聞いて欲しいと思います!
「La Scala(ラ・スカラ) ソロ・コンサート / キース・ジャレット」が超カッコイイ!ギタリストも聞いて!
一番好きなのは「ラ・スカラ/ソロ・コンサート」です。
これは僕が20歳の頃くらいに先輩の作曲家・ギタリストの山田淳平と尺八を使ったJAZZ /Fusion の田嶋謙一オルケストラをやっていた時に教えてもらったCD。
2曲しかなくて、どちらも一人でのピアノ演奏で即興で組み立てていく演奏。
後述するほかのソロコンサート系も好きだけど、断トツで「La Scala」が好きです。
特に2曲目(Part2)の凛として緊張感のありまくる空気感。
ちょっと不気味でもあり現代音楽のような感じで始まるので好き嫌いは分かれると思う。。
途中で低い音からじわじわと上昇していく単音フレーズがあるんですが超衝撃を受けたんです。
もうね、感動したし、今でも聴くたびに鳥肌が立つ。
CDだと6:15くらいから始まる。
一番好きなのは10:26のフレーズ。
(7;30くらいのもカッコイイなぁ。。)
あれは神レベルのフレーズですよ。
単音だったらギターでも演奏はできるけど、あのカッコよさと表現力、さらにはフレーズの思い付きはもう驚愕。 天才。神。追いつけません。
途中でピアノの高音(同じ音)を「タンタタタタタン…」と連打する場面も「なんでこんなにキレイなのか!?」と驚く。(4:20くらい)
力強いんだけど儚くてホールに響く余韻も最高にゾクゾクする。
・・・
褒めるとキリがないくらい。
それくらい僕に衝撃と影響を与えた作品。
今聞きながら書いてるけどヤバイな~。
単音でずっと弾き続けても全部カッコイイってなんなの?意味わからん。
1曲目も物悲しくけど希望に満ちた曲で大好きです。
「ケルン・コンサート / キース・ジャレット」が超カッコイイ!ギタリストも聞いて!
次は「ケルン・コンサート」。
言わずと知れたキースジャレットのソロコンサートの名作&快作!
今もモダンジャズ の 売れ筋ランキング の1位ですね。
多くの人がこの作品が一番と言う気がします。
神秘的なフレーズから始まる・・・
ピアノってこんなに美しいんだな・・・と感じさせてくれるアルバムです。
イントロだけで大満足できるくらい。
聴きやすさではトップクラスな気がする。
大好き!!
世界一周の一人旅をしたときにケルンまで行きました
昔にバックパッカーで世界一周の一人旅をしました。
その際に「キースジャレットの名盤ケルンコンサートのあったケルンに行きたい!」と思ってドイツのケルンに行きました。
この地であの名演奏が生まれたのだなとiPodで聴きながら想いを馳せていました。
その地で聴くのはさらに魅力が増したな~。
「The Melody At Night, With You / キース・ジャレット」が超カッコイイ!ギタリストも聞いて!
落ち着きたい時に聞くのが「The Melody At Night, With You 」。
とにかく・・・優しい!!
ピアノ1つで奏でられる本作は、奥様に向けて弾いたという話の優しい優しい音楽。
緊張感や激しさはほとんどないので他のソロコンサート系やトリオなどのような音楽を求めている人には向いていないです。
でも本当に優しくて心地よいので音楽を部屋で流しているだけで癒されるCDです。
マジで良い。
「ウィーン・コンサート」「Paris Concert」も良いよ!
他にもコンサート系のソロピアノは本当に良いので全部聴いて欲しいくらい。
よく聴いていたのは「ウィーン・コンサート 」「 Paris Concert」。
キース・ジャレットは本当良いからみんな聞いて
キース・ジャレットはね、本当に良い。
優しいフレーズも音も、カッコイイフレーズも・・・全部が最高峰。
トリオやカルテットなどはジャズでそっちも良い。
個人的にはそちらよりもソロコンサートの方がよりポップな要素があり好きです。
何を聴いてもキース・ジャレットの良さを感じ取れるので、聴いたことない人は聴いてみて欲しいですね。
本当に本当に!すんごい良いから!!!
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