どもー♪ のり(@norinori0107)です!
先日スタジオに入って遊びました。
スタジオ予約の際にHPを見てみると、エフェクターの貸し出しのサービスがあり、気になっていたエフェクターを見つけてしまったのです。
それは・・・Friedman
Friedmanのペダル自体とても興味があって、試した事がないままだったので、この機会にお借りして試してみました!
Friedman SIR-COMPREをお借りしてみました。
今回お借りしたのは「Friedman SIR-COMPRE」というエフェクター。
「コンプレッサー」のエフェクターです。
Friedmanと言ったらアンプであり、さらに同時期に出した「Friedman フリードマン / BE-OD」の方が人気・有名だと思います。
でも今回はとりあえず、コンプレッサーのSIR-COMPREです!!!
Friedman SIR-COMPRE エフェクターのツマミ・ノブ
Friedman SIR-COMPREのツマミは多いです。
の5つのツマミがあります。
こういうツマミを見ると「エフェクターのツマミを固定するアイテム「Hawkeye Knob / Beatwalk」が超オススメ!」で書いたHawkeye Knobに変更したくなります(笑)
各ツマミの効果などはあとで書きますね^^
とりあえずスタジオで試して動画も少し撮ってみたので載せてみます!
Friedman SIR-COMPRE demoエフェクターの試奏動画
このペダルに関しては全く情報を持たないまま試したので、反応も含めて参考になるかと思います。
あとで調べて色々分かったこともあるので、それは後ほど書いていきます。
■Youtube → Friedman SIR-COMPRE コンプエフェクターをギターで試しました!
使用機材
【Guitar ギター】
■ FgN(FUJIGEN) NST-100M VWH (スタジオレンタル)
【Cable シールド】
■ D.A-Line / D.A-project
■ EBS PL-20
【Amp アンプ】
■ FENDER / TWIN REVERB
Friedman SIR-COMPREの印象
コンプは一時期ハマってたくさん試しました。
中でも一番好きなのは「Demeter COMP-1 Compulator 」です。
今でも愛用しています。
これは「オプティカル・コンプレッサー、オプトコンプ」と呼ばれるタイプのコンプレッサーです。
このタイプはとにかく自然なかかりで、とてもクリアなのが特徴です。
Friedman SIR-COMPREもオプティカル・コンプレッサー。
自分の好きなDemeter COMP-1 Compulatorと同じタイプ。
・・・
しかし実際は全然違いました。
個人的にはFriedman SIR-COMPREは「コンプレッサー」というより
コンプ感が強めのオーバードライブ
という印象を持ちました。
「オプトコンプ」というイメージが先行し過ぎて、ナチュラルなコンプを想像していたので、かなり違う印象でした。
Friedman SIR-COMPREはそもそものコンセプトが違う
そうなんです。
一応コンプと謳っているけど、どうやら「そもそもコンセプトが違う」ようなのです。
仕様などを詳しく調べると、そもそもFriedmanが「ナチュラルなコンプ」を目指して作ったわけではないというのが分かります。
「Gain」ツマミ
コンプにはGainノブがあるのはたまにあります。
前述の「Demeter COMP-1 Compulator 」も再度にInput Gainのツマミがあります。
ただ、Friedman SIR-COMPREのGainツマミはガッツリとした「歪み」でした。
オーバードライブの歪みを調節する歪み。
内部にO.D.スイッチ
今回は確認していませんが、内部にO.D.スイッチを搭載しているようです。
「Gain」ツマミだけでなく、さらにそれ用のツマミがある。
コンプをあげた時点で歪む
動画でも言っている事ですが、Compノブを上げるだけで歪みます。
「なんでコンプなのに、あげたら歪むようにするんだろう?」
試してからずっとこの事を考えていました。
コンプ、特にクリーンなコンプだったら絶対歪んでほしくないです。
Tightの意味
右下にあるTightのツマミで、ローエンドを調整する事が出来ます。
ガッツリ無くして上の部分だけを残すことも可能です。
これらから導き出した答えが・・・
Friedman SIR-COMPREはブースターとして最適!!
Friedman SIR-COMPREはブースターとして最適
ということ。
「コンプ」として開発したら、邪魔な機能が結構多い気がするんです。
「あったら便利だけど、無くてもいいよね」
「この機能をつける前に、コンプの機能を細分化した方が良いんじゃない?」
とか。
僕の予想としては、このペダルは「ブースター」として開発したんじゃないかなと思うんです。
SIR-COMPREをコンプとしての使用を前提とした場合
コンプとしての使用を前提とした場合、ツマミで確実に使うのがこの3つです。(赤枠で囲まれているツマミ)
「Vol ボリューム」で、音量調整。
「Treble トレブル」で、ハイを調整。
「Comp コンプレッション」で、コンプ感を調整。
この3つがあればコンプとしては充分だと言えます
(DemeterのようにComp、Volだけのもあり、これだけでも充分。)
これに「Gain」「Tight」がプラスされたと考えます。
でも、コンプ使用を前提とすると、ツマミの意味・特色が狙いとは少し違う気もします。
「Gain」 別に歪まなくても・・・。
「Tight」 まぁ、あれば良いかも・・・。
くらいな気がします。
というか、試奏していた時の僕がそうでした。
なんかチグハグしているような、がっちり嚙み合っていないような。
コンプとして見ると「なんでこんな風にしたの?」と思えてしまうペダルです。
SIR-COMPREをブースター・オーバードライブとしての使用を前提とした場合
ブースター・オーバードライブとしての使用を前提とした場合、ツマミで確実に使うのがこの3つです。(赤枠で囲まれているツマミ)
「Vol ボリューム」で、音量調整。
「Treble トレブル」で、ハイを調整。
「Gain ゲイン」で、歪み量を調整。
よくある3つノブの歪み系のペダルのツマミですよね。
歪みペダルの機能に「Comp」「Tight」の機能が加わります。
ブースター・オーバードライブとしての使用を前提とすると、
「Comp」 潰し具合やレンジを狭めることできる!
「Tight」 不要な下の帯域をバッサリカットして、ソロを目立たすことができる!
こんな風に考えると、いきなり「素晴らしい機能」になります。
Ibanez TS9などで言われる「TS系」はブースターとして使われることが多いです。
TS系は「適度なコンプレッション感」「下と上を少し削って中域を盛り上げる・目立たせる」という特徴があります。
TS系を使えば、ソロなどで使いやすい音にしてくれるというのが人気の1つでもあります。
このコンプレッション感、下を削るというのが「Comp」「Tight」のツマミで調節できるようになってる。
このように考えると、ますますブースターとして使いやすくなっていると言えます。
さらに内部にO.D.スイッチがあって、歪み量を変化させることができる。
ブースターとして考えると、とても合理的で、何をしたいかが明確になってきます。
ツマミの配置だけ見ても、歪みとしての主要なツマミが横一列に並んでいて、下の二つをプラス・・・という風にも見えます。 歪みのペダルとしての見栄えも良くなるし分かりやすいですね。
Friedmanの思惑
今回Friedmanが製作したのは「歪み」と「コンプ」だったので、
「アンプメーカーが歪みだすのは分かるけど、コンプを出すとは!! なんでコンプ!?」
と思ってしまいました。
ただ、今まで書いてきたように「歪み」と「ブースター」と考えると
「アンプメーカーのお得意のアンプライクな歪みで、エフェクターの歪み系を独占しようとしてきたな」
とも思えます。
歪みはFriedman BE-OD-AM。
ブースターはFriedman SIR-COMPRE
これで決まりだろ?
って感じです。
音の好き嫌いは人それぞれですが、質は普通に良いですし^^
【試奏動画あり】Friedman SIR-COMPRE を試してみました。コンプ感を操作できるブースター用オーバードライブ!?
Friedman SIR-COMPRE。
最初は「コンプ」として使用して「う~ん。。」という感じでしたが、「ブースター」として考えると、かなり良い機能を持ったエフェクターだと感じました。
動画もコンプとして使用したので、フレーズなどがそもそもこのエフェクターを生かす使い方をしていなかったという結果になっています(笑) あまり役に立たずごめんなさい><
ブースターとして考えるととても良い!!!
ブースターを探している方は是非一度試してほしいです^^
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