どもー♪ のり(@norinori0107、@norinori_sub)です!
先日、ギターのメンテナンスをするために町屋にある Freedom Custom Guitar Research さんの工房にお邪魔したという記事を書きました。
■ FreedomCGRの神メンテナンス!ネジの締め方で倍音・鳴り方調整してギターが生まれ変わる!
神メンテの事を書いて最後にHybrid Humbuckerについても触れました。
メンテナンスも目的だったけど、
Hybrid Humbuckerを試させて頂く
というのがもう一つの目的でした。
今回はじっくり弾かせて頂いたので、記事にしたいと思います。
Hybrid Humbucker気になっている人、良いPUを探している人・・・必見!
結論を先に言うけど・・・
このPUは良いぞ!
※前回・今回ともに撮影・掲載は了承を得ています
フリーダムのHybrid Humbucker とは
まず「Hybrid Humbucker」とはなんぞやと。
普通のハムバッキングPUと何が違うんやと。
軽く説明しますね!
Hybrid Humbucker PU
Hybrid HumbuckerはFreedom Custom Guitar Researchが開発した「シングルコイルとハムバッカーの境界線を越えた究極のピックアップ。」です。
「抜けの良いハムバッカーサウンド」と「音に芯のある超リアルなシングルコイルサウンド」その両方を実現したPU。
一番の特徴である「コイルタップ時にリアルなシングルコイルサウンド」は各方面より高い評価を得ています。
その通常の「抜けの良いハムバッカーサウンド」とタップ時の「音に芯のある超リアルなシングルコイルサウンド」をブレンドできるというから、これはスゴイPUができたぞ。
という感じなわけです。
コイルタップ時のシングルサウンドってものによっては「こんなの全然シングルじゃない!」ていうのもあるので、これは期待大。
それを知った僕はこうツイートしました。
FreedomのHybrid Humbuckerがハムだけどコイルタップ時のシングルも絶品。さらにハム~シングルでブレンド具合を自分で選べるらしい。 かなり良いらしいので、試奏して良かったらメインのFreedomに載せる予定。これ気になるよね~。 pic.twitter.com/bEtzLdJKRP
— Nori @#CNソロ企画 企画主 (@norinori0107) 2017年6月22日
とにかく期待しているPUで、この日にじっくり試すのを心待ちにしていました。
Hybrid Humbucker PU搭載のHydraギター
今回試させて頂いたのは「Hydra(ハイドラ)」。
このギターの電装系が注目のブレンド機能です。
画像で一番下側のノブがブレンドさせるノブです。
これの説明も分かりやすい画像を。
のような音色という意味です。
もちろん4種類ではなく、さらに中間など自分の好きな位置に設定する事ができます。
ちなみに今回仕様したHydraギター(ストラトタイプ)の電装系のノブは
に割り振られています。
最後のPUブレンダーはノブを引っ張ることでリア・フロントのブレンダー両方選ぶことが可能です。
引っ張るとフロントPU、通常がリアPU。
レスポールタイプはノブが4つあり、リア・フロントそれぞれブレンダーをノブに割り振ることができます。(こっちの方が便利そう)
そしていよいよお待たせしましたの試奏です。
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Hybrid Humbuckerの試奏動画
先に軽く動画を撮っておいたので載せておきます。
この時の演奏は良くないのでプレイは無視してくださいm(_ _)m
肝心のノブが映ってないんですが、ノブに手を伸ばしてなんかやってれば確実にブレンダーをいじっています!
その直後で絶対音が変わっているので分かるはず。
PUセレクターを切り替えた時は「カチッ!」と音が鳴るのでそこはチェックで!
またノブとPUセレクターの間にあるスイッチは「全部のPUをシングルに切り替えるスイッチ」です。多分ほとんどいじっていないはずです。
では先に動画を是非!
Hybrid Humbuckerの試奏
動画はどうでしたか?
久々のエレキギターで拙い演奏でしたが、音色は面白い変わり方をしていますよね。
ノブが見えなかったので、ちょっと分かりにくかったかもしれません^^;
ここからは文章で書いていきます。
このPU・・・めちゃめちゃ良い!
ハムバッカーとしてのHybrid Humbucker
まずPU(ハムバッカー)の感想としては、
ハイがしっかり出て、
レンジの広い、
甘すぎない、
出力の低めの
ハムバッカー
という印象です。
出力はかなり低いです。
そして、音の輪郭や全体的な音がしっかり出ています。
出力と輪郭・レンジの広さが相まって「超クリア」です。
逆に出力が低いので、当然「高出力」が欲しい人には物足りないと思います。
あと「肉汁たっぷりのジューシーさを求める人」にも物足りないです。Hybrid Humbuckerはあっさり系なので。
クリアさ・レンジの広さがあるからこその「タップ時のリアルなシングルコイルサウンド」を実現できたのかなと思います。
僕の場合は出力低めが好きなのと、モフモフした分厚いだけのハムバッカーが苦手で「ハッキリ・クッキリだけど太いハムバッカー」が欲しいと思っていたので、これはかなり良い選択になりそう。
というか、欲しい!!!
コイルタップ時のシングルコイルとしてのHybrid Humbucker
シングルコイルとして・・・。
生粋のシングルコイル使いではないのとメインギターに載せている「Suhr ML」がシングルとはちょっと違うので慣れてはいないけど、
シングルコイルも良い
ちょっと細い&肉厚さが無さすぎる感もあるけど、変にカリカリし過ぎていないのは良いです。
昔にコイルタップ機能を搭載したハムを載せていたことがあったんだけど、それは細すぎるし「2つのハムの1つだけ使ったらこうなりました!」みたいに高域も無くて出力がただ減っただけみたいな、使いどころのないシングルでした。
Hybrid Humbuckerのシングルはちゃんと使えるレベルなのが本当に良い。
ハムとシングルのブレンドをしたHybrid Humbucker
お待ちかねの「ハムとシングルのブレンドをしたHybrid Humbucker」です。
・・・
超絶良い。
「ハムだけど、もうちょいシャキっと感が欲しい!」
「シングルにもうちょっと厚みが欲しい!」
「完全に中間のサウンドが欲しい!」
全部に対応可能!
これが「ノブでブレンドできる」というのが本当に最高。
もしスイッチで「ハム・中間・シングル」とかだったら絶対微妙だった。
ノブだったら数値で表した場合
ハム:シングル=72:28
の割合みたいなのも表現できちゃうわけですよね!
「あと数値的に2~3くらいシングル寄りにしたい(ハム:シングル=69:31)」
みたいなのもほんの少し回せば出来ちゃうわけです。
これは超絶便利。
サウンドも全部使いやすい。
「中間=中途半端」になっていないのが素晴らしいですね。
これは使ってみて本当に驚いたなぁ。
文句なし!
Hybrid Humbucker PUはSSH使いの人に使って欲しい
僕もそうなんですが個人的に「SSH使いの人に使って欲しい」と思いました。
特に「スタジオ系のギタリストが好きな人」には使って欲しいです。
というのも、作り出せる音色の幅広さが飛びぬけているからです。
イメージ的に無限。本当に細かい調整でシングル感・ハム感をブレンド出来て「もうちょっと〇〇だったらなぁ」が実現できちゃうんですよね。
リアにHybrid Humbuckerでもいいんだけど、フロントに載せて欲しいです。
シングルもハムも、その中間も思いのまま。
本当に使いやすい。
SSHのシングルとハムのバランスで悩んでいる人にも良いかも。
シングルがハイ寄りで、ハムが分厚くてサウンドキャラクターがちがくてPUセレクターだけでは納得いかないor対処しきれない場合には悩み解消となるPUだと思います。
可能ならやはりリア・フロントにHybrid Humbuckerを載せるのがバランスが良いし、使えるサウンドがさらに広がりますね。
出力が高くないというのも、スタジオ系の人にも合うと思っています。
優秀で柔軟で使いやすいPUなのは確実です。
Hybrid Humbuckerは超オススメ
今回Hybrid Humbuckerについて書いてみました。
このハムバッカーを試して、あまりに良くて驚きました。
良さそうとは思ったけど、かなりドンピシャで好み。
音も速いし、クリア、コード感もクリア。
音色もブレンドが出来て無限。
これはスゴイです。マジで。
スタジオ系の人やそっち系が好きな人、たくさんの種類の音が必要な人・出したい人には超オススメしたいです。
これでもうちょい高出力なモデルが出たら本当に凄いことになりそう。(高出力とレンジの広さやキレ・シングルの共存は難しそうだけど><)
個人的にめちゃめちゃ欲しい。
色の種類も多いので是非見て選んでみてください。超オススメ!
>>> Hybrid Humbucker
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