先日ちょっとレアなエフェクターをお借りしたのでレビューをしたいと思います。
今回のレビューするのは「EVA(エバ) Germasound Over Drive 7control(GOD-7)」です。
バッファーを内蔵した高品位オーバードライブ。
コンセプトが
ゲルマニウムトランジスタサウンドをゲルマニウムを用いず再現する
というもの。
音の潰れ方・濁り方がとてもアンプらしく、さらにはギターヴォリュームの音の追従性・変化が凄まじく驚いたエフェクター。
あまり知られてないエフェクターかもしれないですけど、これは気持ち良い歪みです。
アンプのような歪みを探している人にはお勧めのエフェクターです。
とても気に入ったエフェクターのレビューをしていきます!
EVA GOD-7 Germasound Over Drive Stabilizerの特徴
このエフェクターはEVAの「Sound Stabilizer」が内蔵された「GermaSound Overdrive(GOD-1)」をより細かく操作でき多機能となったモデルです。
さきにその2つを説明します。
Sound Stabilizer(バッファー)
Sound Stabilizerはバッファーです。
EVAのエフェクター全てにこのバッファーが内蔵されているほど、EVAのなかで最高の自信作(のはず)。
バッファーのおかげでノイズに強く劣化が少なくなるという恩恵が受けられます。
また音ヌケや分離感が良くなり、後ろの空間系がよりクリアになります。
バッファーはかなり認知されていて「D.A-Booster」や「Suhr BUFFER」などを利用し常時ONで基の音をレベルアップさせる人は多くなってきましたね。
GermaSound Overdrive(GOD-1)
Sound Stabilizerが内蔵されたオーバードライブが「EVA GERMASOUND Over Drive Stabilizer」。
このオーバードライブが基となって開発されたのが今回紹介する「EVA GOD-7 Germasound Over Drive Stabilizer 7control 」です。
EVA GOD-7の音質特徴
お待たせしました。EVA GOD-7の音質特徴の説明です。
まずHPなどを見ずに色々といじって感じた事は
玄人に好まれそう
という事でした。
特に、70~80年代の往年の名機と呼ばれるアンプのサウンドを知っている人にはドンピシャだと思いました。
その理由は3つあります。
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EVA GOD-7は音の潰れ方がリアル
ツマミの設定次第でこれに関しては後述しますが、音の潰れ方がリアル。
PREGAIN、GAINのツマミの組み合わせで本当にアンプっぽくできるんですよね。
特にPREGAIN。
良いコンプレッション感と、少しファズぽい感じがとにかく気持ち良い。
Fuzzはそこまで詳しくはないけど、ファズにはゲルマニウムが使われているものが多いはず。
ファズはそこまで好みではないんだけど、この要素が少し加わるだけで気持ち良い。
ガッツリと潰すことも出来るし、全く潰さない設定も出来るので、自分の好みにすることができます。
この部分はこのペダルの肝ですね。
EVA GOD-7はヴォリューム追従性がハンパない!
このペダルの一番の特徴であり、強みが「ヴォリューム追従性」です。
ギターのボリュームを絞った時のサウンドが最高。
絞ったサウンドはどこも使えて、どれも気持ち良い。
ボリュームをフルで常に使うのも良いけど、微妙にコントロールする人にはピッタリ。
フルでは少し潰し気味&ゲインを多めの設定にしておいて、ボリュームを6~7にしてゲインを下げてクリーン気味で弾いたり。
HPを見ると
ギターのボリュームフルテンでジャカジャカ鳴らしていい音だと感じれるドライブペダルではありません。
と書かれてありました。
仰る通り!
本当に常にフルテンで弾くタイプのエフェクターではないです。
実は最初に何も知らずに弾いた時に最初はそこまで良い印象ではなかったんです。
「うーん、こんなものなのかな? 自分の好みじゃないかな。。」
と考えていたんだけど、ギターのボリュームをいじったら真価が発揮されました。
なにこれ!?気持ち良い!!
ボリュームの変化が全て使えるので、サウンドバリエーションが凄まじく増えた!!
ボリュームを少し下げた状態でシャキッとさせてバッキングとして使い、リードではフルのほうにして歪みアップ。
普段ボリュームは操作はあまり好きではないんだけど、こういうボリューム追従性の高い物を使うとハマりますね。 こんなにボリューム操作が便利で気持ち良いものとは!
これはスゴイペダルですよ^^
EVA GOD-7はニュアンスをしっかり出力
このペダルは自分の出したニュアンスがハッキリと出てしまいます。
なので下手な人はちょっと大変かもしれないです。
でも上手い人やニュアンスにこだわる人にとっては良いエフェクターです。
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EVA GOD-7のツマミの説明
「EVA(エバ) Germasound Over Drive 7control(GOD-7)」には7つのツマミがあります。
EVA GOD-7の個人的に好きなセッティング
個人的に好きなセッティングはこちら。
ボリュームは6~7が基本で弾くのがオススメ。
18Vで使う
さらに大事な事は「電圧を18Vで駆動する」こと。
このペダルは9V~18Vで駆動する事が可能です。
高電圧で使うことで、よりレンジを広くして、より音が早くなります。
ピッキングの反応も早くなります。
濁りも少し消えるのでこれは好みで選んでくださいね。
InMK セミオーダーパワーサプライ / InMK (インク)を使用しており9V、12V、18Vを備えたパワーサプライをオーダーしたので、こういう場合に18Vを使用できて便利です。
EVA GOD-7 は是非18Vで試してもらいたいです!
使用機材
【Cable シールド】
■ D.A-Line / D.A-project
【Amp アンプ】
■ FENDER / Blues Junior III
【パワーサプライ】
■ InMK2 セミオーダーパワーサプライ / InMK (インク)
【Pick ピック】
■ Music Life オリジナルピック
EVA GOD-7の動画
最後に動画です。
これは僕ではなく、ギタリストのSCHONさんの動画です。(MR.ORANGE、CRAVEなどで活躍)
GOD-1の動画ですが参考になるかと思います!
ボリュームはほとんど3~7辺りのパーシャルで弾いています。各ピックアップポジションの個性がよく分かって頂けると思います。
「EVA GermaSound OverDrive」のツマミ位置はLEVEL5・TONE3・PREGAIN6・GAIN6付近です。アンプのトーンは全て5にしています。とのこと。
【レビュー】EVA GOD-7 Germasound Over Drive Stabilizer 7control ボリューム追従性が抜群!
「EVA(エバ) Germasound Over Drive 7control(GOD-7)」のレビューでした。
こういったものを求めている人にはオススメです。
マイナス点は値段が高いということですね!
ちょっと高いんですけど、良いペダルです!