先日、北岳という日本で2番目に高い山(3193m)に登った時に高山病になってしまいました。
今までに富士山に何度も登ったりしたけど高山病にはなったことが無かったので「まさか高山病になるなんて!」という気持ちでした。
高山病になってしまったとき山小屋に併設されていた診療所にて医師の方に色々と質問をして聞きました。
この記事では
などを書いていきます。
今回は大事にはならず多少の頭痛で済みましたが、最悪「死」もありうる病気です。
山に登るのだったら本当に気を付けないといけない病気です。
僕自身の行動で「それはやっちゃダメだよ~」という行動もありますが、今はダメというのは理解していますし自戒の意味でそのまま書きます。
高山病ではダメという反面教師の意味で参考にしていただければと思います。
高山病になった時の登山前・登山時の体調・体の状況【登山・山登り】
まずその日の体調や体の状況を簡潔に書きます。
夜0時に車にて山梨へ。
前の日の昼間にしっかり睡眠。
当日6時~15時 で 9時間登って山小屋に到着(この時に高山病発覚)。
少しずつ休憩を取っていたけど体は登り続けて膝がキツイくらい。
全体的には悪くはなく、長時間登って疲れた・しんどかった、くらいの気持ちでした。
だからこそ「あれ?高山病?」となりました。
それくらい何もなさそうでも高山病になります。
高山病になった時にしていた行動。悪い行動も色々とあります。【登山・山登り】
ようやく山小屋に辿り着き荷物を降ろして休憩して僕自身が取った行動を全て書きます。
「それは良くない」というのも色々出てきますのでご注意を。
到着して休んだ時に少し頭痛を覚える 疲れた&のどが渇いたのでビールと炭酸ジュースを買い一気に飲む 頭痛もあったのでいつも飲んでいる頭痛薬「ケロリン」を飲む 夕飯まで2時間ほどあり、明日の登山・下山のために体を休めたかった&頭痛を回復させたかったため少し寝る 夕飯前に起床。頭痛はほぼない。 夕飯は全く食べる気が起きなくて、お茶とお味噌汁を2口・果物2口くらいだけ食べる。ほとんどそのまま残す。 その後トイレで胃に入れた液体を吐く 友人に吐いたことを伝えると「高山病では?」と言われ併設された診療所に行く その時の体調は吐いてしまったが頭痛も全くなく体力も回復して元気そのもの
こんな感じです。
ここから色々と良くない事や注すべき事を書いていきます。
自分自身が感じた事や医師から言われた事を書きます。
高山病になった時にするべき行動【登山・山登り】
まず高山病になった時にすべき事です。
医師が教えてくれたことです。
可能ならば下山をしましょう
とのことです。
登山をして高山病になったため、一番良い方法は下山をすることです。
その場にいることでもなく、さらに登るのでもなく、下山し戻る。
これがベストです。
ただ今回は既に19時という時間、下山するにもまだまだ時間かかること、体力が限界ということで、山小屋での行動や翌日下山時の気を付けることを教えてもらいました。
高山病になったら無理をせずに下山をすることが一番ということはしっかり覚えておかないといけないですよね。
頭痛と吐き気は完全に高山病。登山に慣れてる人でも高山病になる【登山・山登り】
頭痛薬を飲んで頭痛は無くなっていた状態で医師に状況を話して、
「高山病にはなったことないんですが、これって高山病ですか?」
と聞くと
「はい、完全に高山病ですね。」
との回答が。
頭痛の症状が出てきた時、吐き気が出てきた時は確実に高山病なので、「寝れば治る」や「休めば治る」という考えはNGです。
しっかりとした高山病の対応をしましょう。
すぐに寝るのは高山病を悪化させる行動。一番やってはいけない。【登山・山登り】
山小屋に到着後、頭痛を回復させたかったため少し寝る
到着後に「寝る」という行動は一番やってはいけない行動です。
その高さに順応していない状態で酸欠状態で寝て、寝ることで呼吸が浅くなり肺が広がり難くなるためさらに酸素が少なくなります。
疲れたから休んで寝たくなるけど、高山病を悪化させる行動です。
ちなみに山小屋の入り口に「すぐには寝ないでくださいね」の趣旨の注意書きも書いてあったようですが、疲れすぎて完全に見落としていました。
山小屋に到着したら2~3時間起きていて少し歩きながら高さに順応させることも大事【登山・山登り】
高山病は「高さに体が順応できていない」ことで起こります。
今回山小屋に到着し診療所に行くまでに「15時に到着し19時に診療所で診察」したため4時間の時間がありました。
そこで医師からは言われたのは
15時に到着して今は19時だから、もう体が順応しているのでだいたい大丈夫ですね。
本当は寝る前にすぐに寝ないで2時間くらい起きて少し歩いて起きてる時にちゃんと順応させるのが良かったんですけど、今は4時間経ってるので順応はしていますね
と言われました。
とりあえず体は高さに順応しているので良かったとは思ったけど、ちゃんとやるべきことがあったんだなと思いました。
高山病で頭痛薬を飲んだけどそれは良かった?翌日も飲んで良い?【登山・山登り】
頭痛もあったのでいつも飲んでいる頭痛薬「ケロリン」を飲む
僕は日常でたまに頭が痛くなったら昔から服用している頭痛薬「ケロリン」があります。
(街の銭湯にある黄色いオケで有名なケロリンです。)
さらに風邪薬として「パブロンゴールド」も持ってきています。
今回のが風邪なのか高山病か分からなかったときに
「頭痛だったので頭痛薬のケロリンを飲んで今は全く痛くないんですが、頭痛薬を飲んだのは良かったんでしょうか?また風邪薬ですけど「パブロンゴールド」を持ってきていてどちらを飲むのが良いのでしょうか?」
頭痛薬を飲むのは良いですよ。頭痛を抑えられますからね。
で、「ケロリン」? あ~、あれだね。成分確認しますね。(スマホで確認)・・・ふむふむ、これは〇〇も入ってるし〇〇もある。うんこれは良いですよ。
であとは「パブロン」? 成分は・・・これも〇〇があって頭痛を抑えますね。両方良いですよ。両方頭痛を抑えてくれるので飲むのは良いです。
という話でした。
飲んで間違いではなかったというのが聞けて安心。
それにしても「ケロリン」優秀すぎるぜ・・・持ってきておいて良かった。
翌日も頭痛薬を飲んでも良いというのも教えていただきました。
登山では高山病の可能性があるので頭痛薬を持ってきておくのがオススメ!
高山病ではなく脱水で頭痛が起きてる可能性がある!【登山・山登り】
診察を受けている時に先生から
お水や水分はどれくらい取りましたか?
と聞かれたので
「登る前に少し飲んで登山中はあまり取ってなくてペットボトル1本500mlくらいです。」
と答えると
頭痛は高山病もありますけど「脱水」で起きている可能性もありますね。
体重は何㎏くらいですか?
「52kgくらいです」
52㎏でたくさん汗をかいたとなると、2000ml(2リットル)くらいは水分補給をして欲しいです。
今は500mlしか飲んでいないので脱水症状と言えます。
という驚きの言葉。
あまり飲んではいないけどまさか脱水とは。
しかもそこから頭痛が起きるのも知らなかった。
さらに2リットルを飲めって。水分節約していたからなおさら「そんなに!?」という気持ち。
でも明らかに水分補給が少なすぎた。
頭痛や吐き気があった場合は高山病も可能性はもちろん、脱水で起きる可能性があるのでその対策もしてみてください。
高山病と脱水になった時にすること。水分補給とゼリーなどで栄養補給しっかり休んで早めに下山。【登山・山登り】
診察時は頭痛も治まり元気でしたが、最後に「今日どうするか」「明日どうするか」を教えていただきました。
脱水のためたくさん水分補給をして欲しい 飲むゼリーなどあればそれらが良い 今日は水分補給したあとに早めに寝てとにかく体力を回復させる 翌日はできる限り早めに下山をする 頭が痛ければ頭痛薬を飲む すべてにおいて無理をしない
でした。
医師に言われた通りをして無事に下山が出来ました。
高山病になった経験と医師に聞いた対処法。登山・山登りの人は必見です!
先日北岳に登った時にかかってしまった高山病。
大事にはならず多少の頭痛で済みましたが最悪「死」もありうる病気です。
少しでも気にかけていただければ嬉しく思います。
山登りのオススメアイテム。富士山や北岳に登るために買って良かった登山道具!【初心者必見】
北岳に登るために揃えて登り切ったアイテムを紹介します。
参考になれば嬉しいです!