今日「「音楽不況」は本当なのか? 2010年代に生まれた新たな希望」という記事を読んだ。
この記事は『ヒットの崩壊』という本を特別公開した記事だそうな。
ここで紹介されていたバンドが山あり谷ありを越えてきて今も輝いているのがとても素敵に思えたので色々と書いてみたいと思いました。
90年代のバンドブームの人気バンドの人気は落ちている
90年代にバンドでブレイクしスターになるも、すぐにブームは去りCDも売れなくなる・・・そんなのが数多く、人気は長くは続かないというのが常識だった。
しかし、その波を越えてきて昔以上に輝くバンド達がいる。
人間椅子 遅咲きバンドマン
ブラックサバスのような音楽性、日本語の歌詞、おどろおどろしい雰囲気などなど独特のカラーを持つ人間椅子。
1990年に『人間失格』でデビュー。
しかしその後バンドブームは去り、インディーズでの活動を余儀なくされる。
2000、2010~活動が目立つようになる
活動をしてきた人間椅子は2010年に入り様々な活動が目立つようになる。
「ももいろクローバーZ 」の楽曲やライブにVo&Gtの和嶋慎治が参加。これには驚いた人も多かったはず。
「25周年記念ベストアルバム」も発売。
2015年にはデビュー以来23年ぶりとなる渋谷公会堂でのワンマンライブを実現。
和嶋さんが1965年生まれなので50歳での渋谷公会堂ワンマンとなる。
辛い時期もあった
最近は目立つようになったものの、やはり辛い時期はあったようです。
記事に書いてあったインタビューの内容がリアルです。 引用させて頂きます。
和嶋 僕も30代は本当に苦しい時期でした。それが厄年まで続きました。一番大きな理由は売れなくて、バンドじゃ食えなかったこと。ちゃんと定期的にアルバムを作っていたんですが、それでは生活もできず、アルバイトを10年以上続けていて。でも末端の力仕事ぐらいしかないし、だんだんキツくなってくる。30代半ばで「もう就職したほうがいいのかな」って考えもよぎりました。
この発言、音楽をやってる人にはかなり響くと思う。
あの人間椅子でもこういう時期があったというのは驚き。
この辛い時期を乗り越えて、今があるんですよね。
怒髪天 遅咲きバンドマン
1991年 「怒髪天」メジャーデビューをしたJAPANESE R&E(リズム&演歌)バンド。
しかし1996年に活動を休止。
1999年よりインディーズ活動を開始し、2004年に再メジャーデビュー。
そこから徐々にファンを増やし、2014年に結成30周年を記念しての武道館公演を成功させる。 デビュー30年での武道館ライブは「デビュー最遅」とのこと。
48歳での武道館。
怒髪天もももクロとの共演がある。(動画 → 【ももクロ】ビール・オア・ももクロ【怒髪天】)
辛い時期
怒髪天も人間椅子同様インディーズ期間・売れない時期もあり、その時には辛い時期となっていたそう。
これも記事中のコメントが重い。
ボーカル/ギターの増子直純は様々なインタビューで「バンド全員がバイトを辞めて音楽一本で食えるようになったのは40歳を過ぎてから」と語っている。つまり00年代後半のことだ。
やはりこういう時期はあったんですね~。
フラワーカンパニーズ 遅咲きバンドマン
フラワーカンパニーズ(Flower Companyz)は、1989年に愛知県名古屋市にて結成された日本のロックバンド。 通称フラカン。
1995年にメジャーデビュー。
2001年に契約終了となりインディーズでの活動をする。
地道な活動でファンを増やし、2015年にはデビュー20周年を記念して初の武道館公演を実現させた。
46歳での武道館。
フラワーカンパニーズはバンド名は記憶になかったけど、 『夜空の太陽』という曲が「宇宙兄弟」のエンディングテーマ曲としてながれてたんだね! 聴いてた!!
「遅咲きバンドマン」が武道館のステージに立つ。 -怒髪天(48歳での武道館)、フラワーカンパニーズ(46歳での武道館)、人間椅子(50歳での渋谷公会堂)-
この記事はとても興味深かったですね。
栄光を掴んで、一度ブームが去ってからの復活。
途中での本人達の言葉・・・めちゃめちゃ深いです。
続ける事の重要性がわかるよね。
もちろん途中の葛藤もあってそれに挫けないで続けられるか。
「ヒットの崩壊」・・・色んなことが書かれてそう。