ギターやベースで大事な機材、エフェクター。
その中でココという時に持ち上げるのに必要なブースター。
ブースターで知る人ぞ知る名器に「D.A-Booster」というのがあります。
クリーンブースターとしても優秀で、さらにバッファーとしても超優秀。
エレキだけなくアコースティック楽器、ベースにも使えるほどのクリーンさ。
クリーンなだけでなく絶妙な気持ち良さをプラスしてくれるクリーンブースターは常時ONで使う人も多く、プロも使用するほど。
そんな知る人ぞ知るD.A-Boosterを紹介します!
本気でこれは実際に使うと衝撃ですよ~!
D.A-Booster / D.A-project の仕様
コンセプトは 「コンパクトで原音に忠実」
D.A-Buffer(バッファー)を元にブースター化。
素直にギターの音を持ち上げることによって
ギター本来の艶のを際立たせアンプ本来の音をドライブさせてくれます。ピックアップの音質を変えずにパワーだけを上げたようなブースト感です。
原音から最大11倍の増幅です。
D.A-Booster(クリーンブースター)の外観・見た目
D.A-Boosterの仕様はとても簡潔。
IN、OUT、電源。
ワンノブ、スイッチ。
これだけです。
とてつもなく分かりやすい機材です。
D.A-Booster(クリーンブースター)はアクリルが超カッコいい!
D.A-Boosterの特徴の1つに「見た目」があります。
スイッチを踏んでONにすると
・・・
おぉ!超カッコイイ!!!
このフチの光り方が凄まじくカッコイイ!!
D.A-Boosterが販売されたのは結構前ですが、当時はアクリルを使うエフェクターはほとんど存在しませんでした。
D.A-Booster以降にちょくちょくアクリルを使ったエフェクターが出てきた気がします。
アクリルはこのカッコよさを演出できるのはスゴイ。
テンションが上がり過ぎる。
あとLEDが出っ張っていないのが地味にカッコイイ。
D.A-Boosterのサイズ・大きさ・重さ
D.A-Boosterはミニサイズでとても小さく軽いのも特徴です。
横 | 35.16 mm |
---|---|
縦 | 89.25 mm |
高さ | 32.48 mm |
重さ | 130.3 g |
かなり小さく、かなり軽い!
手のひらに収まるほどのサイズ感です!
血さくて軽くて見た目もカッコ良くて好きなんだけど、肝心なのは「音」ですよね。
音について感想を書いていきます!
バッファーとしてのD.A-Booster(クリーンブースター)の感想・レビュー
D.A-projectのオリジナル製品のD.A-Booster。
高品位バッファー&ブースターです。
まず、最初にツマミを0の状態で試しました。
ゼロの状態でONにするとバッファーとしての効果が出ます。
バッファーとは
バッファーの意味を超簡単に書きます。
バッファーはギターからの音声信号をたくましくします。
それによって外来ノイズに強くしたり、音質劣化を防ぐものです。
機材を繋げば繋ぐほどハイ落ちやローがぼやけたりスピード感がなくなるのを防ぐ効果があります。
バッファ-と言っても、D.A-projectの製品はあくまでも自然なかかりです。
ここで「バッファーくさいな・・・」と感じる人はほぼいないと思います。
このバッファーが秀逸で、情報量が増えるように感じました。
一段階内側に来る事ができた。
一枚皮をむいた。
この音を文字に置き換えるのは難しいですがこのように感じました。
自分の出したいニュアンスがそのまま音になって出てきてくれるようになったので、より自分のプレイを表現しやすくなった感覚です。
これによってか弾きやすくなったと感じます。
音質自体の変化は感じられません。
自分で設定した音のまま表現しやすく、弾きやすくなったイメージです。
「ツマミ0で増幅しない」というのは地味に素晴らしい点だと僕は思います。
ツマミがゼロの状態でONにした時点でもエフェクターの色が出て増幅するものが多いです。
もちろんエフェクターなので音が変化するのは当然なのですが、自然な増幅を求める人には気になる点ではなかったでしょうか?
それがなく、自然にスムーズに持ち上げてくれるのは地味ですが好感を持ちました。
バッファ-として超優秀で使いやすいなと感じました。
ブースターとしてのD.A-Booster(クリーンブースター)の音についての感想・レビュー
D.A-Boosterはツマミを回していくと音量UPと同時に自然な歪みがうっすらと加わります。
歪みは深くはないです。
自然なかかりでとても使いやすいです。
音量増加に伴う自然な歪みですね。
音量の幅は広くMAXにするとかなり音量を増加する事が出来ます。
最大で11倍。
D.A-Project氏も言っていますが、半分(ツマミが12時)より上はオマケです。
「音量増加が足らない」という事にならないためです。
0~半分が通常のエフェクターの0~MAXに相当するでしょう。
またこの範囲が実用的・音楽的だと思います。
音質は薄くハイも加わります。
バンドサウンドにおいて埋もれない・前に出てくる部分でもあるので良い味付けだと思います。
できるだけそのままボリュームアップして欲しいクリーンブースターですが、音量だけ上がるのは案外埋もれたりもします。
「音量は上がったけどちょっと聞き取りにくい」
D.A-Boosterはキレイに抜けてくるのでソロ時やメロディを際立たせたい場合には完璧です。
この機材の面白いのが「音量UP&ハイが加わって抜ける」というだけではないんですよね。
なんか、超気持ち良いんです。
モッサリ感が無くなってスピード感が増して自分の弾きたいことが弾きやすくなる。ストレス無く弾けるという感じ。
音のレンジも広がって気持ち良いし、コード弾きもキレイに響くので楽しい。
とてつもなく不思議な良さが出てきるクリーンブースターです。
D.A-Boosterは常時ONでかけっぱなしにするのがオススメ!
D.A-Boosterは商品名通りにブースターとしても「あげたい時にON」というのも使いやすいですが、個人的には常にONの状態で使用するのが好みでオススメしたいです。
一番最初に置いて、バッファーとして活躍してもらいつつ、基本となる音に艶・太さ・音ヌケ・分離感をプラスしてもらいます。
ツマミはだいたい8時前後が気持ちよいですね♪
ちなみに0の状態のツマミはこの位置です。
横に並べるとツマミの動きが分かりやすいかと思います。
「ほとんどツマミが動いていないし、そんなの効果あるの?」
と思う人もいるかと思いますが、全然違う!
他のエフェクタ-のように音質が劇的に変化するわけではないですが、あるとないとでは全然違います。
縁の下の力持ち。
料理でいう「隠し味」のような感じ。
カツオだしを加えるような感じです。
超強烈な味になるわけではないけど、それがあるのとないのでは旨味が全然違うというようなイメージ。
D.A-Boosterをほんのすこしかますだけで何でも超美味しい料理になる感じなんですよね。
この隠し味を体験してしまうとアンプ直では物足りなくなってしまいます(笑)
あの音が気持ち良さが忘れられずに常時ONになってしまいました。
常時ONで基本となる音がレベルアップするので弾いていて楽しくなります。
D.A-Boosterはアコースティック楽器でも使える優秀なクリーンブースター
D.A-Boosterはアコギではソロ時のブースターとしても利用できます。
超クリーンブースターなので濁ることがありません。
知り合いはマンドリンでも使用しています。(2台)
またトランペットで使う人、ウクレレで使う人などギター以外にも使用できます。
D.A-Boosterを使用するプロのレビュー・感想
D.A-Boosterは多くのプロも使用しています。
レビューを頂いているものを紹介します。
田中義人 さんのD.A-Booster(クリーンブースター)のレビュー・感想
■ 田中義人
葉加瀬太郎、bird、森山直太朗、スガシカオ、中島美嘉、嵐、・・・など多数ギター参加・プロデュース
田中義人さんの感想・レビュー
僕はオーバードライブの 後にBoosterを繋ぐ事が多いのですが、そのオーバードライブのキャラを変化させる事なく音量感を持ち上げてくれるBoosterは今迄あまり出会えませんでした。
そんな中このDA-Boosterはとてもナチュラルに前に繋いである オーバードライブの音量を持ち上げてくれるとても稀なBoosterだと思っています。
またそのナチュラルさ故にアコギ等でソロを弾く時など、 音量を上げたい時にも使用して おります。とても使える!Booster だと思います。
さらに最近のエフェクターボードにもD.A-Boosterが入っています
久米 康嵩(康隆)さんのD.A-Booster(クリーンブースター)のレビュー・感想
■ 久米 康嵩(康隆)
TOKIO , V6 , タッキー&翼 , News , 関ジャニ∞ , 島谷ひとみ , 浅岡雄也 , A.F.R.O , UNIST , 私立恵比寿中学 , Doll Elements , FTISLAND , 小林竜之 , ZYUN. etc多数ギター参加・プロデュース
久米 康嵩さんの感想・レビュー
ギターアンプの各つまみは、様々な欲しいキャラクターを探す時には役立ちますが 一旦気に入ったものを見つけた後に微調整するには向かない事が多々あります。
具体的にはアンプでいい感じのクランチを作ってAメロを弾いた後に、 少しだけ気持よく歪みを増やして、でもローはブーミーにさせずにサビを弾きたい時、 レスポールで作った音色を、そのテイストのままストラトに持ち替えてLRに振りたい時 そういう目的でいくつかのペダルを試したところ、一番イメージ通りになったのがD.A-Boosterでした。
宮脇 俊郎 さんのD.A-Booster(クリーンブースター)のレビュー・感想
■ 宮脇俊郎
数々のセッション活動、音楽雑誌のライターとして仕事を担当。現在ギター・マガジン、ヤング・ギター、Go ! Go ! Guitarで連載中。
宮脇 俊郎さんの感想・レビュー
僕はボードの最後にロー・インピーダンスのヴォリューム・ペダルを使います。
トゥルー・バイパス仕様のエフェクターが多いので、全部OFFるとハイ・インピーダンスで駆け抜けていくので音痩せ感がハンパないです。そんな時はD.A-Boosterのつまみを左に回しきって常時ONにしておきます。
またギター・ソロ時に音量アップ時にONする場合に使ったりもします。その時のツマミは9時方向くらいです。僕は生まれ持った気質なのでしょうか、ライブやレコーディングごとに激しく機材を入れ替えしてます(笑)。ボードの最初や最後、あるいは途中など、D.A-Boosterはいろんなところに出没して、音艶を与えてくれます。この名機を創り上げた城さんに感謝!
KIKKUN-MK-Ⅱ きっくん / M.S.S ProjectさんのD.A-Booster(クリーンブースター)のレビュー・感想
■ KIKKUN-MK-Ⅱ きっくん / M.S.S Project
M.S.S Project所属ギター好き。ニコニコ動画、Youtubeで 演奏、ゲーム実況、料理、生放送等!
KIKKUN-MK-Ⅱ きっくんの感想・レビュー
僕は今まで何種類もバッファー付きクリーンブースターを使用してきました。
アンプ、エフェクター、シミュレーター等に繋ぐ前に必ずバッファーが存在していて1年間くらいどれがいいか毎日試行錯誤してきました。ある日僕等M.S.S Projectの動画を見ていたD.A-project城君に出会い彼からD.A-Booster譲って(奪った)もらったのですが、なんとこのブースターはバッファー聖戦の数年間にいきなり終止符を打ったのです。
なんという恐ろしさ!それからは常時ON状態でつまみは7時から8時にしてます。
音色に関して簡単に言いますと、とてもブライトで音抜けがパネェ!ノイズレス、余計な変な音が一切しない、高レスポンスといった感触です。
僕は意味不明に低音がブーミーなのが嫌いなのでこれは最高ですね。
後見た目がカッコイイ!いつも眺めてしまいます。それからはシールドもD.A-LINEに変更しましたがこれも素晴らしい!とにかくノイズレスで高レスポンスで余計な音は鳴らない!
城君自身とても頭の柔らかい素晴らしい職人さんですのでこれからは是非ともハイクオリティなドライブペダル、コンプレッサー、グラフィックイコライザー、プリアンプ等制作を期待していますので早く制作してちょーだい!早よせい!
芳賀義彦(ヨティ)さんの動画
■ 芳賀義彦(ヨティ)さん
HOUND DOG、Chage、aiko、嵐、WEAVER、chay、カノエラナ、アランヒルズ、SOONERS
以前一緒にスタジオに入った際にD.A-Boosterを試してもらいました。
動画も撮らせて頂いたのでご覧ください。
↓この動画では、主にコードを弾いた時のON・OFFでの違いを検証してる感じですね。
試奏しながら「元気が出る」「音抜けが良くなるよね」「音像がスッキリする」「分離が良くなってコード弾きが楽し」などの感想でした。
EXILEなどの楽曲のRECをしている方からのレビューを頂きました。
知り合いのEXILEなどの楽曲のRECをしている方からTwitterにてレビューを頂きました。
話題のD.A-Booster。5月に入手してから個人的な都合により使えてなかったんだけど、昨日からロールアウトしたので感想。youtube動画ではミッドレンジブースターのような印象を受けていたのだけど、実際には全然違っていてバッファー的役割だなという感じ。続く
— Kengyo-guitarist (@kengyoguitarist) 2012年8月13日
話題のD.A-Booster。5月に入手してから個人的な都合により使えてなかったんだけど、昨日からロールアウトしたので感想。youtube動画ではミッドレンジブースターのような印象を受けていたのだけど、実際には全然違っていてバッファー的役割だなという感じ。
劣化した(直挿しだから劣化してないけど)信号をもとに戻すような印象。同時にボリュームUPと中高域のエンハンス(ここのブースト帯域が絶妙か)をすることで、埋もれた音の成分を拾い上げて全体にハリと潤い(化粧品みたいだな)が出るという印象。
思ったほどは歪まなくて、音のキャラクターは原音に忠実。そのギター・そのアンプの音がします。ていうか、機材の持ってるポテンシャルを引き出す感じ。「ほんとはこんな音も鳴ってますよ、普段は埋もれてますけど」っていう。
弾いていてコンプ感らしいコンプ感は無いけれど、バランスよく元気に鳴るようになるので、結果的に弾き方に対する音色の粒がそろう印象。よって弾きやすく感じる。
.A-Booster感想最後。「アンプ直が最もピュアで良い音だ」という古来の言い伝えは必ずしも正しくないということが分かった。おしまい。
D.A-Boosterのレビュー動画
Youtubeにあった試奏動画を自分のも含めて紹介。
掛かり具合などは分かりやすいかと思います。
D.A-Booster / D.A-project + Distortion(Suhr Riot) DEMO
D.A-Booster / D.A-project Clean DEMO
D.A-Booster+Marshall JCM2000
Axe-Fx II + Clean Booster(D.A-Booster) アンプシミュレーターの前にクリーンブースターを繋いでみました。
アコギ系での使用動画
D.A-BoosterはLEDの色も選べるよ
D.A-Boosterは受注発注のためLEDの色を選択可能です。
選べる色は「青、赤、緑、黄、白、ピンク、黄緑、オレンジ」の8種類。
D.A-Booster(クリーンブースター)はこんな人にオススメ!
D.A-Boosterをおススメしたい人は
・・・
などなどです。
まだまだ他にも薦めたい人はいますが、多くの人に満足してもらえるブースターだと思います。
【徹底解説】D.A-Boosterがクリーンブースターとして優秀過ぎて最高!バッファーの効果も良くて常時ONがオススメの外せないエフェクター。
D.A-Boosterを解説・紹介をしました。
僕はRC Booster、EP Boosterを長年愛用していましたが、D.A-Boosterに乗り換えました。
ブースターですが、音質をレベルアップさせてくれるペダルでもありますね。
本当に素晴らしくて今ではなくてはならないエフェクターです。
是非ともこの音の良さを体験して欲しいです。
D.A-Boosterのラインナップ
D.A-Boosterに様々な機能がついたモデルが存在します。
D.A-Booster nano / D.A-project
スイッチのない常時ON用。
常時ONの僕はこれも使っています。
■ D.A-Booster nano / D.A-project
D.A-Booster Tone(DAB-Tone) / D.A-project
D.A-BoosterにToneがついたモデルです。
Toneを調節したい人にはピッタリ!
■ D.A-Booster Tone(DAB-Tone) / D.A-project
D.A-Booster3 / D.A-project
BASS、MIDDLE、TREBLEの3バンドEQが付いたモデルで細かい調整が可能です。
D.AB-Junction / D.A-project
D.A-Boosterとジャンクションボックスの組み合わせ。
インプット・アウトプットの整理にも良いし、センドリターンとしても使えます。
D.A-Boosterシリーズは本当に良いので是非チェックしてみてください^^
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