先日、ずっと行きたかった安藤忠雄展に行くことが出来ました。
ぶっちゃけ、安藤忠雄さんはあまり知らないし尊敬・崇拝するとかではないんです。ましては僕は建築のことは分からない。
「お、これ良さそう!」て思ってい行きたいと思った。
この展覧会・・・
超良かった!!
本当に素敵でした。
色々な事を考えられた。
まだ行っていない人は絶対行くべき。
そんなことをつらつらと書いていきますね♪
安藤忠雄って誰やねん??
「そもそも安藤忠雄って誰やねん!?」
そう思うよね。超簡単に説明するね。
安藤忠雄 ・・・ 1941年9月13日 生まれ。 現76歳。
世界で活躍する建築家。
実は元プロボクサー。17歳でライセンス獲得。
その後、独学で建築を学び建築士となる。
24歳から世界を放浪。
帰国後、28歳で安藤忠雄建築研究所を設立し多くの住宅を手掛ける。
多くの賞を受賞し、世界から絶賛される建築家。
・・・
よくわかんないけど、破天荒で面白そうな人じゃない?(笑)
僕が安藤さんの建築を知ったのはこの建物。
よくわかんないけど、なんだこれ!?
ってなった。 こういう建築もありなんだなって。
そこから興味を持ち続けた人物。
その方の展覧会です。
安藤忠雄展 ~挑戦~ が良過ぎた!!
行ってきました 国立新美術館!
新海誠展もやっていましたね。
到着したのは13時半。
チケット売り場には平日なのに行列が!
外国の方もたくさん安藤忠男展のチケットを購入してましたね。
「安藤忠雄展 ~挑戦~」のチケット購入!
安藤忠男展
安藤忠男展の全体図。
ワクワクしながら歩き始めたけど、最初から度肝を抜かれる内容!
安藤忠雄の初期の代表的住宅建築「住吉の長屋」などの模型などがある!
↓こういうのがたくさん!
これだけでも興奮!
しかも向かいの壁には住吉の長屋の設計図(図面)が25枚もあった!!
実際に使った図面だと思う。
図面というのを初めて見たんだけど、これだけでも面白い。
当り前だけど、とてつもなく細かい。
全部の長さがびっちりと書き込まれている。
僕は音楽をやっているけど、このきめ細やかさはとてつもなく興味深く感じた。
計算し尽くされた音楽は案外少ない気がする。
阿吽の呼吸での化学反応や魔法が多いと思う。
あまり触れてきていない最上級の細かさはとても面白かった。
図面の面白さを覚えてしまった。
作品は面白い。
でもね! このフロアは超混みます!
作品が小さいのと注意深く見たいのと、人が多くなるとさらに時間がかかる。
この時点で「この時間失敗した~」て思った。。
このフロアが終わるとあの建物があったんです!
そう・・・光の教会!!
光の教会こと茨木春日丘教会。
今回の展覧会では光の教会が1/1スケールで建設されているんです!
そしてここは写真撮影OK!!
打ちっぱなしのコンクリートの建物。
1面の壁をくりぬいている。
そして光が差し込むと大きく光り輝く十字架が表れる。
この発想は感動的。
そして実際に内部から見ると・・・神秘的。
無機質なコンクリートだからこそ尚更、有機的な光が映えてる気がする。
十字架の一番端の光の膨らみ方も面白い。
これを見るだけでも展覧会を見にくる意味がある!
そしてこのあとの大フロアがまたスゴイ。
広いフロアに、建物の模型や説明がたくさん。
広いスペースだけあって人が多くても混みはあまり気にならない。
中央のスペースでは香川県直島の数多くの安藤建築の映像を流していた。
メインフロアを抜けて映像スペースがあり出口となる。
スポンサーリンク
安藤忠雄はアーティスト
この展示を見終わった時に「安藤忠雄のアーティストぷり」に感動していた。
・・・
など、どれもすさまじい。
そしてなぜこれらをこなせるのか。続けられるのか。
自分の道を進み、自らの刀を常に研ぎ澄ませてるからだと感じた。
普通のことをまったくやっていない。
建築家の仕事は詳しくは分からないけど、クライアントがいて仕事をする。
妥協や無難なものにすることもあるはず。
安藤忠雄にそれが感じられない。
無難で良い物を作るのが悪いわけではない。
職業としては成り立つが、それをやることで自分はそれまで。
自分の道を突き進む事こそ、安藤忠雄が他の建築家とは一線を画すものだと思う。
完全にアーティスト。
「打ちっぱなしのコンクリート」は安藤忠雄の代名詞でもあるけど、安藤忠雄だけが使うわけではない。
これを芸術にするのが、センスでもあるけど、使い続けるということ、さらに周りとの調和レベルの高さ。
最近では打ちっぱなしのコンクリートと自然の調和が凄まじい。
無機質なコンクリートと自然がとても合う。
脱帽レベルですよ、これ。ほんとに。
安藤忠雄が何を見続けて、何を意識しているのか。
展覧会を見てから帰宅しYoutubeをたくさん見た。
ずっと世界全体を見ているし、自然も考えてる。
「建物だけ」を見ているわけではない。
超一級のアーティストこそが安藤忠雄である。
自分を見直すきっかけになった安藤忠雄展
展覧会・作品を通して超一級のアーティスト安藤忠雄を感じ取れたのは大きすぎた収穫でした。
久々に衝撃を受けた。
キャラとしても面白いし、言葉も力強い。
好き嫌いはあるだろうけど。
とても多くの事を学べる天才だと感じましたね。
Youtubeにたくさん動画があるので是非見て欲しい。
そして時間があれば安藤忠雄展に足を運んでほしい。
なんとなく行きたいという気持ちになって実際に行って本当に良かった!