「ギターを上手くなりたい。」
と思った時にギターを習いに行くことはとても良い選択です。
僕も今までに色々な人にギターを習ってきました。
有名なギタリスト、楽器屋の店員さん、ジャズ講師、フラメンコギター講師、専門学校・・・色々な方に教わってきました。
その中に「習って良かった」と思う人もいれば「習って失敗した」と思った人もいました。
今回はたくさんのレッスンでの失敗談を書いていきます。
また今だからこそ思える「こうすれば良かった」もあるので書いていきます。
また最後に現在ギター教室に通っていて「合わないな。やめようかな」と思っている人への言葉も書きました。読んで欲しいです。
ギターの先生・教室選びで失敗しないために役立てて欲しいです!!
【まとめ】ギター教室・ギターレッスンで失敗したこと
失敗談を細かく書く前に失敗したことをまとめてみました。
ギター教室・ギターレッスンで失敗したこと
- 相手の実力を一切知らずにお願いした
- レッスン内容も確認をしなかったこと
- 相手の言葉・肩書を鵜呑みにしすぎた
- 「上手くなりたい」というのが漠然としていた
- 「自分のやりたいこと」をハッキリと伝えていなかった
- 「自分のやりたいことが何か」というのを理解していなかった
- 有名だからと先生を選んでいた
- 我慢が足りなかった
- 自分のなりたいプレイヤーに近い人に教わらなかった
これらの経緯などを今まで習ったレッスンを振り返りつつ細かく書いていきたいと思います。
ギターレッスン・ギター教室の失敗談の前提として
失敗談をメインに書きますが、当時は若いということもあり考えが甘い状態でレッスンや先生を選んでいました。
なので、その時感じたことも甘い部分が多いです。
レッスンや先生が悪いというより目的と合わない・僕自身の選び方が悪かったというのもあります。
悪く書いていたとしても完全に先生が悪いというわけではないことをご理解ください。
ESP学園 音楽専門学校ギターコースをトップレベルで卒業した楽器屋の店員さんのギターレッスンの失敗談
一番最初にお金を払ってギターレッスンを受けたのはたしか18歳の頃でした。
ハードロック・メタルにハマっている時で「とにかく練習して上手くなりたい」と漠然と思っていました。
その時に行きつけの楽器店の店員さん(20代前半)と仲良くなりその方に教えていただけることになりました。
ESPギターコースをトップレベルで卒業した楽器屋の店員さんの特徴
話を聞くと
「ESP学園 音楽専門学校ギターコースをトップレベルで卒業した」
「先生から〇〇(店員さん)に教えることはもうないと言われた」
「ハードロック・メタル系・フュージョン・ジャズは超得意」
とのことでした。
当時は「あのESPの!」「教えることはないとさえ言われるテクニックを持っている人に!」と興奮したのを覚えています。
ESPギターコースをトップレベルで卒業した楽器屋の店員さんのレッスンで失敗したと思ったこと
実際にレッスンを受けて感じたことは
「ヤングギター(雑誌)に掲載されているようなテクニックばかり」
でした。
ヤングギターは今でも好きな本で当時は毎月購入し愛読をしていました。
スーパーギタリスト達のスケールやテクニックがたくさん載っていましたが、ギターレッスンでも同じようなことばかりでした。
内容も店員さんもたしかに「ハイテクニック」ではあるんだけど、雑誌に書いてあるorギタリストの動画などのフレーズを教えてもらうという内容でした。
好きなギタリストが同じだったので知っているフレーズも同じ&教わる内容も教則本の内容というのもありました。
知っている内容で目新しさがなかったのとフレーズの習得のみだったので5回ほど教えていただいたあとで辞めることにしました。
ギターヒーロー系は僕自身もかなり練習していたので弾けたということありました。
今だからわかるどうすれば良かったか
個人的に失敗したと思ったのが
でした。
また相手の言葉・肩書?を鵜呑みにしすぎたことでした。
「この人はすごいぞ!」と盛り上がりすぎました。
今ならしっかりと相手を理解したうえでお願いするかを考えると思います。
相手以上に僕が失敗したなぁと思ったのは自分自身の「上手くなりたい」というのが漠然としていたのが一番ダメだった気がします。
ここが曖昧だったのが一番の原因です。
今思えば教えていただいた内容は今なら本で習得可能だと思っています。
昔と違って素晴らしい本がたくさんあるのでオススメしたいです。
※ESPがレベルが低いということは一切思っていませんので誤解なきようお願いします。
CDも出し雑誌にも載っているアーティストとして名が知られているギタリストのギターレッスンの失敗談
次は何年後かに「アーティストとして名が知られているギタリスト」の方にギターレッスンをしていただきました。
ハードロック・メタル系のインスト系のアーティストとして何枚もCDを出していて、多弦ギターを操るギターヒーローとしても雑誌にも出ていて、講師業もしている方でした。
ただ、僕はこの方のファンやCDを聞いて好きというわけではなく、ただ「上手くなりたい」と思ってお願いをしました。
当時の僕は変わらずハードロック・メタル系が好きだったのとフュージョン系にも興味を持ちグレッグ・ハウあたりを目標としていました。(多分)
CDも出し雑誌にも載っているアーティストとして名が知られているギタリストのレッスン内容
レッスンは約1時間。
レッスン内容は
でした。
CDも出し雑誌にも載っているアーティストとして名が知られているギタリストのレッスンで失敗したと思ったこと
レッスン内容を見るとバランス良い内容だと思います。
が、「先生の曲のリフのコピー」は当時も今も「なんでやらされたんだろう」と思っています。
別に先生の曲をコピーしたいわけじゃなかったから。
またクロマチックなどの運指も大事なのも分かるけど、自分の家で毎日2時間くらいはやっていたのでだいたいできていることが多かった。レッスンで10分くらい費やしていたので少し無駄に感じていました。
ロック系のアドリブは正直やりたいタイプの内容ではなかったけどできていなかったので仕方がなかったかも。
どうすれば良かったか
僕は「教えてもらえば上手くなる」と思っていました。
その時は受動的なタイプでした。
そのため「自分のやりたいこと」をハッキリと伝えていませんでした。
それ以上にたいして「自分のやりたいことが何か」というのを理解していなかったと思います。
理解していないからこそ「ほとんど知らない有名な人に教わる」という道を選んでしまいました。
何が好きかと、そのために誰に何を教わるかをハッキリとさせておく必要があったなと思っています。
先生がどうのこうのというより、僕の目的があやふやでズレが生まれてしまったのが失敗だと思った原因でした。
音楽の専門学校でのギターレッスンの失敗談
19歳くらいの時にギターを仕事にしたくスタジオミュージシャンになりたくて専門学校に行きました。
先生方が一線で活躍する方々ばかりで本当に素晴らしい方々ばかりでした。
ただ気になったことがあり1年で辞めてしまいました。
専門学校のレッスン内容
レッスンはギターだけを見てもギターの初歩から理論など色々なことを教えていただきました。
中間テストのような課題曲を弾くテストなどもありました。
名曲をしっかりとコピーをすることが大切ということでした。
専門学校のレッスンで失敗したと思ったこと
「中間テストの課題曲を弾くテスト」が僕の中では無理と思った点でした。
最初のテストは「レッド・ツェッペリン / 天国への階段」、次は「VAN HALEN / PANAMA」でした。
コピーや披露するのは問題ないんだけど無理だったのは「テストが決まった時に授業が中間テストの練習ばかりになった」ことでした。
授業でコピーについて指導するという内容。
グループ授業で10人以上いるなかで次々と弾いて先生が気を付けることを指摘していったんです。
僕はだいたい弾けていて授業中に弾いて「のりくんは~・・・うん、良く弾けているね^^」ということ。
これで授業が終わり。
授業1コマが終わってしまったんですよ。
もう衝撃。
この授業が何度も続いて「あれ?僕はPANAMAを習いに専門学校にきたんだっけ?」と思い、何度も何度も続いたときに来る意味が見いだせなくて辞めてしまいました。
どうすれば良かったか
この専門学校からは現在第一線で活躍するミュージシャンが何人もいます。
なので学校が悪いとは思わないです。
僕の我慢が足りなかったというのが悪い点です。
当時は合わなかったのもあります。
ジャズギタリスト・ジャズ系ギター専門学校講師のギターレッスンの失敗談
20歳あたりにもっと幅広く音楽を学びたくて、家から比較的近い場所のジャズギターの方にギターを教わりました。
ジャズ雑誌の「JAZZ LIFE」の広告に載っていて近めだし月謝も安いしジャズに触れてみたくてお願いしました。
ジャズギタリスト・ジャズ系ギター専門学校講師 のレッスン内容
ジャズ系ギター専門学校講師のレッスン内容は
という感じでカリキュラムは素晴らしかったです。
さすが講師もされている方でバランスよく教えてくれました。
専門学校に行っていたけど、この先生に習った1か月で「専門に1年通った以上のことを1か月で教えてもらえた!」と感じるほど良かった。
レッスン時間は1回50分ほど。
ジャズギタリスト・ジャズ系ギター専門学校講師のレッスンで失敗したと思ったこと
レッスン内容においては文句は全くありません。
レッスンを辞めた理由は「ジャズへの興味が薄れた」ということでした。
アドリブやコピーをするのにジャズのリズムが飽きてしまったんですよね。
ジャズ風味は大好きだったんですがドジャズがやりたかったわけではなかったんです。
当時はサポートなど7バンドくらいやっていたので時間が取れなかったのも辞めた原因でもあります。
どうすれば良かったか
1~2年くらいはレッスンを受けてとても役に立ったと思っています。本当に習って良かった。
特にどうすれば良いかというのはないですがあえて言うとすると「自分のなりたいプレイヤーに近い人に教わる」のが良いなと思いました。
ジャズ風味のロックや、ジャズ要素があるのが好きでドジャズがやりたいわけではなかったので、先生もジャズ風味を上手くブレンドしている人を選べば一番良かったかな。
この先生でも全然文句はないけどあえて言うとしたらそれかも。
フラメンコギターの先生のギターレッスンの失敗談
20代中盤かな?その時にフラメンコギターの奏法を学びたくてフラメンコギターのレッスンを受けました。
フラメンコは全く知らないけどあの奏法が役に立つと思ったからです。
フラメンコギターの先生ののレッスン内容
フラメンコギターの先生のレッスン内容は曲を覚えるものが中心でした。
などで、曲というか演奏スタイルにあった曲を作りつつ覚えるようなもの。
ナイロン弦で指弾きはほとんどやったことがなかったのでとても必死でした。
フラメンコギターの先生ののレッスンで失敗したと思ったこと
レッスンでは特にないです!
本当に素晴らしい先生とレッスンでした。
どんどん上手くなっていく感覚もあったし楽しかったです。
辞めた理由はレッスンどうのこうのではなく、自分の爪が弱すぎたため手入れが大変になりすぎた、当時の仕事で爪が折れるなどが続いて弾くことに対してテンションが下がったというのが大きいです。
フラメンコは爪がないと成り立たないジャンルなので。
爪のケアも面倒だったというのもあります。
どうすれば良かったか
どうすれば良かったというのは特にないです。
仕方ない部分が大きすぎるので。
とても素敵なレッスンを受けることができました。
【まとめ】ギター教室・ギターレッスンで失敗したこと
今までのレッスンでの失敗したことと考えたことを紹介しました。
失敗したことをまとめてみます。
ギター教室・ギターレッスンで失敗したこと
- 相手の実力を一切知らずにお願いした
- レッスン内容も確認をしなかったこと
- 相手の言葉・肩書を鵜呑みにしすぎた
- 「上手くなりたい」というのが漠然としていた
- 「自分のやりたいこと」をハッキリと伝えていなかった
- 「自分のやりたいことが何か」というのを理解していなかった
- 有名だからと先生を選んでいた
- 我慢が足りなかった
- 自分のなりたいプレイヤーに近い人に教わらなかった
ここから失敗しない方法が色々と見えてきますよね。
「ギター教室・ギターレッスンの失敗談と選ぶときに失敗しない方法」を導き出して紹介します。
ギター教室・ギターレッスンを選ぶときに失敗しない方法と考え方。先生・講師のオススメの選び方。
ギター教室・ギターレッスンを選ぶときに失敗しない方法と考え方は先程の失敗したことの逆をすればOKです。
【まとめ】ギター教室・ギターレッスンを選ぶときに失敗しない方法と考え方
ギター教室・ギターレッスンを選ぶときに失敗しない方法と考え方
- 相手の実力をしっかり知っている人に習う
- どんなレッスンをするか事前に確認をする
- 相手の言葉・肩書に惑わされない。鵜呑みにしない
- 「上手くなりたい」ではなく「何が上手くなりたいか」を考える
- 「自分のやりたいことが何か」を理解する・考える
- 「自分のやりたいこと」をハッキリと伝える
- 有名だからという理由で先生を選ばない
- すぐに判断せず我慢をするのも大事
- 自分のなりたいプレイヤーに近い人に教わる
ギター教室・ギターレッスンを選ぶときに失敗しない方法と考え方で大事なこと
全部を細かく取り上げることはしませんがこの中で大事なことは
です。
「上手くなりたい」というのは誰もが持つ意識だと思います。だからこそ教室に通おうと思ったんですよね。
そこからもう一段掘り下げて「自分のやりたいことが何か」を考えてください。
考えたら「やりたいことが上手くなるにはどの先生に教えてもらうか」「どんなレッスン内容だったら上手くなるか」を考えることができます。
「自分のなりたいプレイヤーに近い人に教わる」というのも近道でもあります。
ただこれも「自分のやりたいことが何か」を考えてからが良いです。
また有名な人や肩書がスゴイ人もいますが肩書などに惑わされないでください。
さらに必ずしもそういう方が教えるのが上手いというわけではありません。
スポーツ選手でも名選手が名コーチではない可能性も高いからです。
長年先生をしている人の方が教え上手という場合もあります。
ここら辺だけを気を付けるだけでも失敗する確率は一気に減るはずです。
【余談】現在ギター教室に通っていて辞めようかと考えている人へ
少し話がずれますが、現在ギター教室に通っていて「なんか違うな。やめようかな。別の教室に行こうかな」と思っている方にもちょっとお伝えしたいことがあります。
「自分のやりたいこと」をハッキリと伝えるとレッスン内容が一気に自分に合うレッスンに変わる可能性があります。
僕もギター講師として教えていた時期もありますが、相手の意見が分からない状態だと、オーソドックスな良い内容を教えています。
生徒さんの考えや向かう先が理解できれば、相手に合わせてレッスン内容を変えます。
やりたいことが上手くなって喜んで欲しいですから^^
なので、現在教室に通っているかたは「何か違う」と思ったら先生にハッキリと伝えると見違えるように良くなります。
「僕は〇〇がやりたい」「こういうギタリストになりたい」「こういうのは興味がないのでやりたくない」などなど。
自分の意思を伝えることで絶対今よりかは良くなるはずです。
僕は言わずにすぐにやめてしまったことが多かったので今思うともったいなかったなと思っています。
おわりに。ギター教室・ギターレッスンの失敗談と選ぶときに失敗しない方法と考え方。
「ギター教室・ギターレッスンの失敗談と選ぶときに失敗しない方法と考え方。レッスンの悪い所と上達への近道と先生・講師のオススメの選び方。」を紹介しました。
僕の中での失敗談をここまで書くのは初めてでした。
だいぶ悪く書いてしまいましたが、先生が悪いというより僕自身の考えが甘かったからこその失敗談です。
僕と同じような失敗をしないよう、この記事が役に立てば嬉しく思います!
失敗しないギターレッスン・教室の選び方。
以前「失敗しないギターレッスン・教室の選び方。」という記事も書きました。
色々書きましたが個人的にオススメなのが
です。
参考になれば嬉しいです^^