あんなにしてやったのに・・・。
こんなにしてやったのに・・・。
遠いところ来てやったのに・・・。
「~してやったのに」と思ったことはありませんか?
また周りにそういう人はいませんか?
僕は思っていました。
「あんなにしてやったのにお礼のひとつもないのか。」
「ここまでお世話してるのにこんな扱いかよ。」
とか色々と思ってはイラついて嫌な気持ちになっていました。。昔は。
今は考え方が変わってほとんど思うことは無くなりました。嫌な気持ちになることもない。
でも同じようにイラついて嫌な思いをしている人はいるはずです。
今回は僕の考え方を書いていくので、少しでも役に立てたらと思います!
「~してやったのに」は見返りを求めている証拠
「~してやったのに」という気持ちには自分のした行動に対して期待通りの行動が無かった時に起こります。
〇〇をしたら、〇〇してくれるだろう
という期待があります。
その期待が裏切られた時に「~してやったのに」という思いは出てきます。
■ あの時手伝ってやったのに、あいつは俺の仕事を手伝わない
→ 俺は手伝った。貸しがあるから、お前も手伝うのが当たり前だよね?
→ 手伝わないの? 手伝うの当り前だろ?
■ 奢ってやったのにお礼を言って来ない
→ 今回は奢ってあげた。 奢ってもらったらお礼を言うのは常識だ。
→ お礼を言って来ない! 普通は言うだろ!?
こんな感じ。
人それぞれの常識・当たり前によってhも変わってきますが、無意識で「○○があるべきだ」と考えている可能性が大きいんですよね。
しかも、自分の常識=相手の常識とはなっていないことも多いのでズレが生まれます。
そのため自分の思っていた行動が無かったり違う行動をされると「~してやったのに」という思いが出ます。
そして「なんなんだアイツは!」とイラつくことになります。
意識しなくとも「こうあるべき」という見返りを要求してしまっています。
「~してやったのに」と思わないためには2つの方法を実践するだけで解決します。
自分のやりたい事をする
1つめは「自分がやりたいことだけやる」。
「やりたい事だけをする」ということは当然「やりたくない事はやらない」ということでもあります。
ここで「やりたくないことをやってやった」という思いは消えます。
「あんな面倒な事をやったのに」とかも無くなります。
そして「やりたい事だけをする」ことの最大の特徴は「相手に見返りを求めることが無くなる」ことです。
自分がやりたいからやった!
京都の友達の家に行きたいから行った!
あの人を手伝いたいから手伝った!
後輩にご飯を奢りたいと思ったから奢った!!
自分がやりたい事をやっただけだから、相手になにかを期待したり見返りを求めるのはおかしいんですよね。
「わざわざ京都まで来てやったのに!」と思う前に、「自分が京都に行きたいと思ったから行った」と思うと怒りの矛先は「京都に行きたいと思った自分」になります。
「行きたいから行った」だから、行った時点で目的は済んで満足なんです。
目的遂行できたのに他に見返りを求めるなんておかしいですよね?
「自分がやりたいことだけやる」ようにすると、誰かに対して期待をすることがなくなります
行動が終えた時点で目的が達成されるので良い気持ちにもなるかもしれません。
自分が誰かのためにやったら、すぐに忘れる。
2つめは「自分が誰かのためにやったら、すぐに忘れる。」。
手伝ってあげたら、手伝い終わったら「手伝った事」を忘れましょう。
遠くから会いに行ったら、「遠くから会いに行った事」を忘れましょう。
奢ってあげても、「奢ってあげた事」は忘れましょう。
誰かに対してした行動は忘れましょう。
無かったことにしましょう。
忘れてしまえば「〇〇してやったのに・・・」と思えなくなります。
覚えてしまっているからこそ「あの時オレは〇〇してやった」と考えてしまいます。
忘れてしまえば考えられないし、「あれ?そんなことしたっけ?」と考えて相手に見返りを求めることが無くなります。
無かったことにして何もしていないのに、相手に見返り求めるなんておかしいですよね(笑)
すぐに忘れる・なかった事にすることで「〇〇してやったのに・・・」と思う事が出来なくなります。
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この2つを実践すると恩着せがましい人間にならない
手伝った場合
誰かのお手伝いをした場合。
終わりです。
「あの時手伝ってやったのに、あいつは俺の仕事を手伝わない」
なんて思えないですよね。
相手に何か見返りを求めるなんておかしいし、なかった事になっているのでありえないですよね。
SNSでRT、シェアをして拡散した場合
誰かの発言をRT、シェアをして拡散をした場合。
終わりです。
「私はRTしてやったのに、この人は私のツイートはRTしてくれない!」
「いつもシェアしてあげてるのに、私のは全くシェアしない!」
なんて思えないですよね。
自分がやりたくてやっただけだし、したことは忘れたことです。
他の事でも「相手から何もない!」と思った時は「自分がやりたくてやったことでしょ?」と自問してください。
見返りがあった時は嬉しさが強まる
この2つを実践すると相手から見返りが合った時に嬉しさが強まります。
見返りを求めてしまっていた時は「見返りがあるべき・あって当たり前」という意識が働いています。
相手に貸しがある状態のイメージ。
気持ちの変化を見るとマイナスの状態。
そこで何もないとさらに下がるかそのまま=マイナス。
そのため「〇〇してやったのに・・・」と思ってしまいます。
今回の考え方では相手にしたことは無かった事になっています。
ゼロの状態です。
だから相手から何もなくてもゼロ。
でも何か返しがあったら、すぐにプラスにいく。
感謝を言われたら「よくわからないけど、ありがとう!」みたいな感じ。
手伝ってくれたとしたら「私の作業を手伝ってくれた!ありがとう!」となります。
決して「前に私も手伝ったし当たり前だよね」「ようやく貸しを返してくれた」なんて思うことは無くなります。
忘れることで気持ちがマイナスに行く要素がなくなるんです。
自分の行動は忘れても、相手の行動は忘れない
この方法で大事なのは、「自分の行動は忘れても、相手の行動は忘れない」こと。
相手のしてくれたことは覚えておいて、なにかあったらお返しをすると喜んでくれると思います。
自分が忘れるからといって、相手も忘れるわけではないですしね^^
「~してやったのに」と思わないで気持ち良く過ごす方法
我が家の「相田みつを カレンダー 日めくり」にもこう書かれています。
あんなにしてやったのに
「のに」がつくと愚痴がでる。 ~ 相田みつを ~
「~してやったのに」と思わないで気持ち良く過ごす方法は
この2つの方法を実践するだけです。
僕自身もこの方法を実践するようになってから、誰かに対して思っていた嫌な気持ちはかなり減らすことができました。
嫌な思いをしたくないので、自然とやりたい事はやらなくなるのも良い点だと実感しています。
嫌な思いがなくなって、何もないor良い気持ちにしかならないのでかなりオススメの方法です。
「~してやったのに」と思ってしまう人は是非試して欲しい考え方です。