色々な動画を見ていると「音作りそれでいいのかな・・・」と思う事があります。
これがオリジナルとか自分のフレーズだったら問題ない。
ただコピーとかで見ると「いいの?」と思ってしまう。
それは元の音とかけ離れているから。
コピーってフレーズをコピーすればOKではないと思うし、音も含めてコピーだと思う。完全に同じと言わなくとも近い音も重要なのかなと。
ふと、「なんで音がこんなにもかけ離れてしまうんだろう?」と疑問に思ったんですよね。
その時に高校の頃に出会った「音作りのヘタな知り合い」のことも思い出した。
音作りのヘタなギターの知り合い
彼(Aくん)との出会いは高校の頃。
当時はメタル大好き少年だった僕に、仲の良かった友達がAくんを紹介してくれた。
その時はスーパーギタリストとか大好きだったんだよね。
Aくんはポール・ギルバートが大好きだった。
話が合って一度Aくんの家に行ったことがある。
家にはポール・ギルバートのモデルのギターがいくつかあって、アンプに繋いでギターを聴かせてくれた。
・・・
め、めっちゃ歪んでる・・・。。
ポールより2倍くらい歪み増し増し。
ま、まぁ・・・良いとしよう。
メタルだったらないわけではない音だし好みの音なんだろうし。
速弾きがやっぱ好きなんだな~。
そんな感じ。
問題はここから。
GLAYの音も超歪んだ音だった
そのあと、どういう話の流れか忘れたけどGLAYの曲を弾いてくれた。
GLAYって北海道出身のあの方達です。
(この写真めっちゃカッコイイ)
曲は忘れた。
だけど、音は強烈に覚えてる。
なぜか?
さっきのポールの音で弾いたから。
さらに衝撃だったのは次のやり取り。
のり「さすがにこの音だと歪み過ぎだよ(笑)全然違う音じゃん(笑)」
A「え?そうかな? だいたい同じ音出せてると思うんだけど(笑)」
・・・
マジで!?
このやりとりは今でも思い出せるくらい衝撃。
なんで、ゲインMAXのような音を、GLAYのクランチ程度の音色と「同じ」と言ったのか。
なぜそう感じるのか。
自分なりに考えてみました。
歪み過ぎた音で弾いてしまう音作りがヘタな理由を考察
自分なりの推測です。
考えた時に「こういう人が当てはまるかも」と思った人達が見つかった。
という人達。
ただ「これは全ての人に当てはまるわけではない」ということ。
そう言う人もいれば、違う人もいるということですのでご理解を。
結果は隠して悪い傾向を書いていきますよ。
一人でやっている
1人で「弾くこと」に満足している。
気持ち良くなりすぎている。
バンド経験がない・浅い
周りの音を聞くのに慣れていない
バンドのバランスを理解していない
曲を作っていない
バンドと同じく、他の音を客観的に聞くのに慣れていない。
スポンサーリンク
客観的に聞くことが出来ていないと音作りが下手になりやすい
後半でもう答えを書いたけど、音作りがヘタ・微妙なのは「周りを客観的に聞くことが出来ていない」からではないかと推測します。
「自分だけのパートの音作り」、というより「混ざった時の音作り」が出来ていないのかと思いました。
自分も昔よりかはまともになってるけど、昔は酷かったと思う。
音量もそうだし、音質もハイが聴こえてこないとか。
ゲイン量はある程度理解できてたと思うけど。
今はバンドをやっていない人も多いし、ネットで一人でもできる。
ちなみに「バンドをやっていない人は音楽じゃない」とか言う気はないよ。
じゃあ、そう言う人の中でも差が出てしまうのはなんでだろう?と思った時に、どこまで周りを聞いているかっていうのが重要な気がしました。
自分の音だけじゃなくてね。
音作りはバンドで混ざった音を想定して音を決める
音楽・バンドって1つの楽器だけで演奏されない限り、他の音と混ざりますよね。
動画などでコピーをして原曲にかさねるのでも、原曲の音と自分の音を混ぜる。
やはりそこには、他人の音と自分の音を”上手くブレンドする力”というのが大切。
「自分は気持ち良いからこの音!」だけでやられると音楽としての気持ち良さとはちょっと離れちゃうよね。
良くも悪くもバランス。
そのバランス次第で聞き手が良い悪いを判断するし。
だから自分が弾いていて気持ち良いというのも大切だけど、バランスが悪くなりすぎると音楽としては微妙になりやすい。
バンドをやっていれば必ず他の音を意識するようになるし、作曲をやっていれば、他のパートも考えるようになる。
特にMIX作業をやる人だったら、客観的に聞くことが出来ないと作品まで昇華させることは不可能。
周りの音をしっかり聞く。
客観的にバランスを見る・聞く。
これらが大切。
周りの音を聞かない人は音作りがヘタ!?
自分なりの考えを書いてみました。
ギターを始めた高校から今まで振り返っても、周りの音を聞いていないであろう人と一緒にやると結構悲惨だった気がする。
しっかりと周りを見ることができていれば、音質・音作りもかけ離れすぎることは少ないのではないかなと。
「弾く」前に、しっかりと「聴く」事が大切だよね。