この記事では「亡くなった犬の自宅での遺体の管理方法」を書きます。
こんな悩みにお答えする記事です。
私事ですが、2018年にミニチュアダックスの愛犬チャチャ(9歳)が、2019年にはベル(17歳)とシロ(10歳)が相次いで亡くなりました。
最初は僕も亡くなったあとはどうしていいかわからずの状態でした。
「火葬まで時間あるし、どう保管すれば?どこで保管すれば?このままだと腐るよな?」と分からない事ばかりで結構焦りました。
先日亡くなってしまった2匹に対しては2度目の対応ということで余裕を持って接することができたと思います。
僕なりの方法ではありますが、亡くなってから火葬までの自宅での保管方法をシェアします。
やったことや気を付けた方が良いことも書いていきます。
亡くなった我が家のイヌの写真も分かりやすくする意味で少し出てきます。
ネットにもあまり無い情報なので、僕と同じように困ってしまった人のために書きました。
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
また役に立てばうちのイヌ達も喜ぶかと思います。
【概要】犬・猫(ペット)の亡くなってから火葬まで自宅での遺体の管理方法&やること。
ペットが亡くなってから火葬までやることはそこまで多くはありません。
僕がやったことをまとめると
- ペット体重計 「ペットくん」で体重を計測する
- 足を折り曲げておく
- 犬を段ボール・棺に入れる
- 保冷剤・ドライアイスを入れる
- 体液の処理をする
- 火葬
こちらになります。
このやり方を詳しく解説していきます。
犬が亡くなったら体重を計測する。火葬の時にも参考になります。
亡くなったあとはペット体重計 「ペットくん」で体重を計るようにしています。
乗っているのはシロです。
以前にも 「ペットくん」の記事を書きましたが、ずっと体重を計測していました。
最後に体重を計るのは「亡くなった時の体重を覚えておきたい」という想いが一番強いです。
それ以外にも火葬の時などに体重で骨壺の大きさがだいたい分かるので事前に計測をしておくと便利です。
とはいえ必須ではないです。
体重を計っておかないとダメということではありません。
ただやっぱり個人的には最後を記録しておきたいし、これがこの子との思い出になるので可能であればオススメしたいです。
犬が亡くなったら死後硬直が始まる前に足を折りたたんでおくのがオススメの遺体の管理方法。
犬が亡くなってからしばらくは悲しみのどん底です。触ったり抱きしめたりします。
落ち着いたらどこかに寝かせると思います。
その際に「足を折りたたんでおきます」。
通常は上の写真のようにだらんと伸びていると思いますが、胸の方に折りたたんでください。
犬は死んだあとにどんどん冷たくなっていきます。
そこから死後硬直が始まります。
硬直が進むとガチガチになって動かなくなります。冷凍したかのようにガチガチ。
このあとに段ボールや棺に入れるんですが、足がピンと伸びてたり頭の角度によっては用意した棺に入りきらない可能性が出てきます。
そんなに急ぐ必要はないですが体が少し冷たくなってきたらこのことを思い出して、そっと足を折りたたんであげてください。 (しっぽも体に沿って丸めてあげるのも良いです。)
犬が亡くなったら犬を段ボール・棺に入れて火葬まで遺体を保管する。
犬の足を折りたたんでおいたらその後段ボールや棺に移動させます。
僕は家に大きい段ボールがあったり、段ボールを二つ組み合わせて犬を入れておきました。
でも、犬が入るほどの大きい段ボールってそうそうありませんよね。
(さらに我が家の場合は10/15、10/19と同時期に亡くなってしまったので驚きました。)
調べてみると「ペット棺 ダンボール」というものが販売されていました。
このペット棺以外にも様々な「ペット棺」があるので自分の好みのを選んでください。
犬が亡くなったら保冷剤で腐敗・腐らせないよう火葬まで遺体を保管するオススメの方法。
段ボールに入れたあとこのままだとすぐに腐っていきます。
腐敗をくいとめるために保冷剤を使います。
大きいブロックの保冷剤よりも小さめのが良いと思います。
体全体に保冷剤を使うと結構な数を使うことになります。
もし持っていなかったら「保冷剤50g 50個入」というのが500円くらいで販売しているのでオススメ。
保冷剤の置き方についての解説です。
保冷剤を置く前におしっこシートを裏にして遺体に被せる
保冷剤を置く前におしっこシートを裏にして遺体に被せるのがオススメです。
前回は遺体の上にタオルを置いて、その上に保冷剤をのせていました。
これだと凍っていた保冷剤が解けてきたときにタオルが濡れてしまいます。
濡れたら交換して洗うので手間が増えます。
今回から取り入れたおしっこシートを裏にしておくと「水をはじいてくれます」。吸収しないので楽。
はじいた水分はそこまで多くなく、保冷剤にくっついているのでとても楽です。これはオススメ。
保冷剤をペットの体の周りに満遍なく置く
保冷剤を体の周りに置いていきます。
満遍なく全体に置いていきます。
小さい保冷剤だとお腹周りや背中などなど細かい場所にも置けて楽です。
大きいタイプを乗せるは可哀そうな気もしますし^^;
顔のまわりも置くのも良いと思います。
うちでは顔が見たいの首まで保冷剤を置いておきました。
保冷剤の上にタオルを被せる
保冷剤を敷き詰めたらその上にタオルを被せます。
タオルをかぶせて普段通り寝ている感じになります♪
今思ったんですが、おしっこシートをかぶせてからタオルを敷いた方が良かったかもしれませんね。
一回に敷き詰める保冷剤は15個前後。
使用している間に次に使用するもう一組(15個前後)を凍らせておく必要があります。
腐るのを抑えるために多めに用意しておいてくださいね。
犬が亡くなったら体液の処理もしっかりする
保冷剤を置いて遺体を管理していると今回初めてのことがありました。
血を吐いている??
前回のチャチャの遺体ではなかったことです。
これを獣医さんに質問してみると「それは普通のことなのでキレイに拭いてあげてくださいね」という意味のことを話してくれました。
ネットを検索してみると体液を口から出したり、汚物を出したりするそうで普通のことのようです。
なので拭いてあげてからおしっこシートを切って置いてあげました。
口元や肛門付近はおしっこシートを置いてあげるのが良いと思います。
また血を吐いていた場合は脱脂綿などを口の中に入れてあげるのも有りかもしれません。
・・・
以上が遺体の管理方法となります。
これを火葬まで数日繰り返します。
犬・猫(ペット)の亡くなってしっかり遺体の管理をしてから火葬へ
火葬については別記事を詳しく書きますが火葬場に行く前に知っておいた方が良い情報です。
火葬場で火葬をした後に「骨壺」に骨を入れます。
いつも火葬場にて骨壺と外袋を購入していました。
骨壺の値段
3寸 ・・・ 3000円 4寸 ・・・ 4000円 5寸 ・・・ 5000円
結構高いですよね。
同じものがAmazonで売っていました。
骨壺(5寸) ・・・ 820円
分骨袋(5寸) ・・・ 2400円
少し安く抑えたい場合はAmazonで先に購入をしておくのも良いかもしれません。
ちなみに我が家では4寸×2、5寸×1です。
ミニチュアダックスで体の大きい子(5kg付近)の子は5寸の骨壺でした。
通常サイズ&4kgぐらいの子は4寸の骨壺でした。
【オマケ】犬猫のさいごのお世話ガイド「ご葬儀当日までに ご家族様ができること」
「ペット葬儀 ペット棺 ペット火葬 お見送りお布団 Sサイズ セット ピンク 小型犬 猫 ウサギ 小動物向き」という商品に「大切なあの子のためのさいごのお世話/ご葬儀当日までに ご家族様ができること」という方法があったのでここに書いておきます。
ご葬儀当日までに ご家族様ができること
犬・猫(ペット)の亡くなってから火葬まで自宅での遺体の管理方法。死んだあとの対処方法・必要な物・気を付けることなど。【死後の処置】
犬・猫(ペット)の亡くなってから火葬まで自宅での遺体の管理方法を紹介しました。
改めてまとめるとこちらになります。
犬・猫(ペット)が亡くなってから火葬まで自宅での遺体の管理方法&やること
- ペット体重計 「ペットくん」で体重を計測する
- 足を折り曲げておく
- 犬を段ボール・棺に入れる
- 保冷剤・ドライアイスを入れる
- 体液の処理をする
- 火葬
亡くなった直後で大変だとは思いますが、今回の方法が参考になれば嬉しいです。
また、用意すべきものも多いので亡くなってしまったら一気に買っておくとかなり楽になるかと思います。
買っておくと良い物
【体重計】ペットくん
【ペット棺】ペット棺 ダンボール やすらぎ 中サイズ (ペット棺一覧)
【保冷剤】保冷剤50g 50個入
【骨壺】エスケー 骨壺 白切立 01000 5寸
【骨壷カバー】骨覆 骨壷 カバー
【ウェア】ペットセレモニーウェア
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