先日、愛犬が手術をして元気になりました。
この時に今まで見て頂いていた先生とは別の先生に見て頂いたことがきっかけで手術になりました。
現状は命に別状のある病気ではなかったんですが、放っておくとひどくなる可能性がある病気でした。
決して以前の先生が悪いとは全く思っていませんが、セカンドオピニオンの大切さを実感した一件でした。
飼い主として実体験して初めて分かったことや思ったことがたくさんありました。
今回は複数の先生に診てもらうこと、セカンドオピニオンについて書いていきます。
この記事が
「セカンドオピニオンは有効なのか」
「他の先生に聞いても良いのか」
などで悩んでいる人にお役に立てれば嬉しく思います!
また愛犬が元気に長生きできるように参考になれば嬉しく思います。
犬のほっぺに穴が空いて手術をして元気になりました。
先日書いたのが「【実体験】犬の歯周病を放置して「ほっぺに穴」が空いた!手術をし治療しました。」という記事です。
詳しくは記事を見て欲しいんですが簡単に書きますね。
愛犬のベルのほっぺたに穴が空きました。
画像は初期段階でこのあともっと大きくなります。
この穴を手術して今は穴が空いてたのが分からない程キレイになっています。
犬も元気です。
手術をするに至った経緯【セカンドオピニオン】
僕の通っている動物病院は複数の先生・スタッフからなる動物病院です。
みなさんとても良くして下さってこの記事を書いてる現在も文句など何もありません。
いつも見て頂いているA先生と曜日が合わず別に先生に診てもらったのがきっかけで手術となりました。
A先生の診断
今まで見て頂いたA先生に穴が空いた時に診察してもらったのはまだ初期段階の時期でした。
穴も小さい時でした。
その時は
歯磨きなどしてないとこうなっちゃいますよね。ベルちゃんは16歳というかなりの高齢ですのでこのまま付き合っていくのが良いと思います
というものだったと思います。
高齢犬に麻酔をしての手術はかなりリスクがあるのでこういって頂けたのかなと思います。
これを聞いて「そっか~、それならしょうがないよね」と思いました。
B先生の診断
それから一年近く経ってその間に穴も大きくなって、逆側のほっぺにも穴が空いてしまいました。
それでもベルは元気過ぎるくらい元気で何も病気も無い状態。
とはいえ、高齢だし定期健診も必要と思い血液検査を受けに病院へ行きました。
血液を採取するだけだと思いいつものA先生ではなく、別のB先生の日に行きました。
そこで言われたのが
あ~、このほっぺたヒドイですね。。
いつ頃からですか?
去年からですか・・・。
出来れば手術をして治療したほうが良いです。
しかもできるだけ早く。
欠損が激しいのでしっかりくっつくかまでは分からないのですが、今のままだとベルちゃん結構痛いと思いますよ。
またこのまま放置しているとそこから感染してしまう場合もあり、病気になってそれがもとで亡くなってしまう可能性もありえます。
今回の血液検査で異常があれば手術は先になりそうですが、異常がなければできるだけ早く手術をした方が良いかと思います。
というものでした。
えっ!?
となりました。
正直な気持ちとしては
手術した方が良いの??
そういうの早く言ってよー。
でした。
C院長先生の診断
1週間後に検査結果を院長先生に聞くことにしました。
2名の先生で意見が分かれていたので、3人目&院長先生の意見が聞きたいと思ったからです。
院長先生に血液検査の結果を聞くと全く問題はないとのこと。
そしてほっぺたを見てこう言いました。
うわぁ、これはヒドイ。
これは今すぐにでも預かって手術した方が良いですよ。絶対。
幸い血液検査で問題が無かったので、のりさんがよろしければ今日にでもというくらいです。
(一応レントゲンなども取って問題無し)壊死部分を含めて周りを切って上下の頬を縫います。
ただ欠損が激しいですよね。
残ったお肉次第ですが、もしかしたら縫えなくて空いたままになってしまうかもしれませんが絶対やった方が良いです。
とのことでした。
これを聞いて「今すぐにでもお願いします」と僕は言いました。
・・・
というのが手術に至った経緯です。
複数の先生の意見を聞いた感想【セカンドオピニオン】
今回最初ははたまたまではあるけど複数の先生に診察をしてもらい別の意見を聞くことができました。
さらに3人目のC院長先生の診察で動き出すことができました。
複数の先生に診断してもらうセカンドオピニオンをして良かったと思っています。
他の先生に診てもらわなかったら100%手術はしなかった。
たまたまとはいえ別の先生に診てもらえたからこそ今は幸せな状態にいることが出来ます。
ただこれは見てもらった時期や状態に違いがあるのでどちらが良くて悪いかという気はないです。
状況が違うから。
先生によって考え方・知識・取り組み方が違う【セカンドオピニオン】
我が家には4匹の犬がいて色々な先生に診て頂いています。
そして常々思うのが、
先生によって考え方や診断方法が違うんだな
ということ。
また先生の性格などがとても関与してくるなと。
今回のほっぺたの症状手術などに対しての考え方
見てもらった時期が違うので並べるのは少しおかしいとは思いますが書きますね。
A先生は
「高齢だし麻酔はリスクが大きい。16歳という年齢からも無理せず最後まで静かに過ごすのが良さそう」
B先生は
「これはヒドイ、痒いし痛いだろう。ここから感染してしまう危険もある。できるだけ早く手術を。」
と思っていたのかと思います。
どちらが間違っているわけではないんですよね。
実際、年老いた犬に対しての麻酔はかなりリスキーなのも事実ですし。
長引いて息を引き取る、後遺症が残るなどもないとは言い切れないですし。
それと同時に放っておくと感染するというのもあるのでB先生のも正しいです。
同じ時期に診察をしたら同じ意見だったかもしれませんね。
先生の性格の違い
先生の性格も診断に出ると思います。
ここは人物を少しぼかしますね。
1先生はかなり慎重派でレントゲンや血液検査をしっかりして診断をしたいタイプ。
2先生は「まぁ大丈夫でしょう!」というタイプ。
3先生は無理はあまりしないで飼い主と犬の関係を出来るだけ長く続けるのを考えるタイプ。
・・・こうやって並べると2先生が悪いように見えるけどそういうわけじゃないですよ~。
タイプによって診察の方法も考え方も違います。
どのタイプの先生が良いかは難しいですよね。
1先生が一番安全なんですが、そのつどレントゲンをすると診察費がかなりかかります。
2先生は人柄などで安心感は大きいですよね。
などなど。
性格によっても診断結果は左右される気がします。
犬のセカンドオピニオンをして一番良かった事・メリット
複数の先生に診てもらうセカンドオピニオンをして一番良かった事・メリットは「他の選択肢を知ることが出来る」ということでした。
B先生に診てもらうまで僕の考えこうでした。
「ほっぺたの穴が少し大きくなってるなぁ。亡くなるまでこの状態で付き合っていくけど元気でいてくれたらいいな」
というもの。
「手術」という考えは全くなかった。
だからB先生に診てもらって手術というワードを聞いた時に「え?手術できるの? 穴をどうにか出来るの?」と驚きました。
それくらいヒドイ状態だったからかもしれないですけど。
別の先生に診てもらったからこそ別の選択である「手術」を知って実行する事ができました。
1人の先生の考えや診断結果だけではなく、他の方の考えや診断結果を知れて他の選択肢を知ることが出来ることが一番のメリットですよね。
知識量も経験値も人によっては違うでしょうし、結果も人によっては違う可能性がありますよね。
犬のセカンドオピニオンで気になること・うしろめたさ
セカンドオピニオンというと他の先生に診てもらったり、違う病院で診てもらうということです。
若干の気まずさやうしろめたさが生じてしまうのは事実です。
僕の場合は1つの動物病院に複数の先生がいて出勤日や急患かどうかで選ばずとも違う先生に診てもらう可能性もあり得ます。
病院自体を変える場合は気を遣ってしまいますよね。
先生達から見たら「自分を信頼して欲しい」「自分のやり方でやりたい」というのはあるかと思います。
少し話は逸れますが僕自身ギタリストでギターも教えたりしています。
やはり自分を信頼して欲しいし、自分のやり方で上手くなってほしいみたいな感情はあります。
少なからずそういう気持ちはありますよね。
でも、犬を大事に思うならそこまで気にしない方が良いと思っています。
僕ら飼い主の一番の方法は先生への気遣いではなく「愛犬の健康」ですから。
家族が健康でいられるなら他を気にし過ぎる必要はないと思っています。
病院に行くのも「愛犬が元気になって欲しい」「長生きして欲しい」という理由で行くわけですから。
意見を伺うだけでも他の先生・病院に行くのは有りだと個人的に思います。
もちろん信頼できる方・病院を見つけられるのがベストですが、自分が不安になったり気になったのだったらセカンドオピニオンをするのがストレスも無くなりますし安心するので良いかと思います。
どの先生の考えが正しいかは結果でしかわからない
セカンドピニオンは有りと書きましたが、別の意見が100%正しいとは限りません。
例えば今回僕らが経験したことは無事に手術も成功させて頂いて犬も元気だから「手術」という選択が正しいですが、もし手術中に死んでしまっていたら「手術」は間違った選択となるかもしれません。
「手術なんてしなくてそのまま一緒にいた方が良かったね」と思うかもしれません。
結果論でしか語れないけど今回は手術を選んで正解ということでした。
もしかしたら間違いとなっていた可能性もゼロではないということも考えておかないといけません。
犬のセカンドオピニオンは愛犬を思うなら複数の先生に診察してもらうのがオススメです。
一般の飼い主が実体験を元にセカンドオピニオンについての考えを書いてみました。
僕は今行っている動物病院は好きですし先生達も好きです。
結果論とはいえ複数の先生に診て頂き愛犬が元気になった事実をみるに、セカンドオピニオンは有効だと感じます。
1つの情報で凝り固まるという考えも防げます。
自分の不安やストレスも解消してくれる可能性もあるので、気になり続けるのなら他の先生・病院に診察をしてもらうのも良いと考えます。
僕の場合はもっと早くに診察をしていたら診断結果も変わって、もっと犬に負担を掛けずに済んだのかなとも思います。
セカンドオピニオンの前に定期健診は大事ですね。
あくまで僕が感じたことですけど、この記事が
「セカンドオピニオンは有効なのか」
「他の先生に聞いても良いのか」
などで悩んでいる人にお役に立てれば嬉しく思います!
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